パリで好きな場所の一つが、国立中世美術館です。ルーブルやオルセーももちろん素晴らしいと思うのですが、混みすぎているのと、広すぎて、消化不良を起こしてしまうんですよね。テーマを絞って見学すればいいと分かっているものの、滅多に行けないから、やっぱりざっと見ようかなと思ってしまうという。
クリュニー中世美術館は、長らく工事をしていて、前回来たときは、ほとんど見られなかったので工事が完了してどうなったのか楽しみにしていきました。
一番有名なのは貴婦人と一角獣のタペストリーで、この一角だけは混雑しているのですが、基本空いていて快適に鑑賞ができます。
ギリシャ・ローマを経て、なぜこんなに稚拙ヘタウマな?作品に戻るのか、中世って不思議です。昔は、好きじゃないなと思っていましたが、だんだん愛着がわいてきたり、経済と美術みたいな観点で考えてみたり、それはそれで面白いなと思うようになってきました。
サンジェルマン教会のかつての柱頭
中庭はじめ建物も見ごたえがあります
落ち着いたカフェもあり、静かに美術鑑賞したい方にお勧めです