そのころヒーリングスペースでは・・・
しょんぼりしている恵比寿様と大国様にハハ様は、
「今日は特別にうんと長くハグさせていただきますから」
と言って、ぎゅっとお二方を抱きしめておりました。
お二方、空を見上げてドヤ顔なさるんですよ
「あのね、恵比寿様、大黒様。
みうはね、優しいの。
とってもとっても優しいの。
だからかぁ君を守護神として選んだんだと、僕は思うんです。
ほら、かぁ君は皆から嫌われてるでしょ。
だから守護神じゃなくなったら、もう2度とここに来られなくなっちゃうじゃないですか。
でも恵比寿様と大国様は皆大好きだから、何かあったらあ真っ先に招待されますよね。
それじゃかぁ君が可哀想だと思って決めたんだと、僕は思うんです」
はじめちゃんが恵比寿様と大国様を慰めます。
この言葉を聞いて空を見上げドヤ顔をするお二方💦
「あの・・・もしかしたらワタクシのせいかもしれません。
ワタクシが偉大な伝説の魔王をしているばかりに、ふくたまさんはあのアホを選んだのではないでしょうか?
今はこうして皆さん方と友好関係を結べてますが、いつ何時敵と味方に分かれてやりあう日が訪れるか判りません。
そのときにあのアホ相手ならワタクシも容赦なくたたき伏せられますが、お二方相手ではお互いに苦しいばかりです。
ふくたまさんはぼんやりしているように見せかけて、そのあたりはぬかりありませんので、万が一に備えての決断であり、これはふくたまさんがお二方を大切に思ったが故の配慮のような気がしてなりません・・・」
伝説の魔王、まぁ君までもが恵比寿様と大国様を慰めました。
またしてもドヤ顔で天を仰ぎ見る恵比寿様と大国様
( ^ω^)・・・
本当、喰えないタヌキ親父どもです。
ハナから選ばれないことなど判ってるだろうに、どうしてここまで演技できるかな?
それにしてもあの魔王が庇うとはね・・・ちょっとは成長した?
その後、主役のかぁ君も主の私も抜きで楽しく宴会をして過ごされましたとさ。💦