その内容よっては、ドル・円相場、株式相場に影響を与えることになることはみなさんもご存知のとうり。これまで、NYダウを年初来高値圏に押し上げたのは、米国での追加金融緩和に対する期待感であり、その一方で日米金利差縮小に伴うドル安・円高懸念が日本株の重しとして作用してきた。
FOMCで決められるQE2(量的緩和第2弾)では、長期国債買い入れ額の規模が問題になる。市場では、総額5000億~1兆ドルとの観測が先行していたが、その読みは今週、二転三転した。
米金融大手ゴールドマン・サックス・グループは10月25日に2兆ドル規模の公算が大きいとの見通しを示し、金融緩和策に対する過度な期待が膨らんだ。
そして、27日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道。「今後数カ月に渡り、数千億ドル規模」と伝えられ、市場の期待値以下に縮小する可能性があるとの見方が広がった
。結果、米長期金利が上昇し、ドル買い戻しが進んだ。
28日には、FRB(米連邦準備制度理事会)がディーラーに対して予想額の聞き取り調査を実施したもようで、市場に失望感を与えない程度の規模になるとの思惑から、再びドル安・円高に傾いた。
QE2の規模がどの程度になるか、さらに声明文で金融緩和の継続性に触れるか、フタを空けるまで軽々に判断できない。
長期国債買い入れ額の規模
数千億ドル規模
NYダウが材料出つくし売り、米長期金利が上昇、ドル高、円安1兆ドル規模
織り込み済み、米長期金利は今の水準、為替は米経済指標に左右される。2兆ドル規模
NYダウ上昇、米長期金利が低下、ドル円79円へ