6月18日に参拝した慈恩寺は、1000年以上の歴史を有する、凄いお寺であり、平安時代に作成された仏像14躯、鎌倉時代に作成された仏像29躯を現在まで伝える。
何が凄いかと言うと
戦国時代、戦火により建物はすべて焼失したが、仏像は、僧侶達により外に持ち出され、保管され現在まで伝わることである。
今回見ることができた木造十二神将立像は、鎌倉時代に作られたもので、運慶・快慶の流れをくむ慶派による作品と言われている。
玉眼鋭く、力強い像が多く、奈良興福寺に縁のある寺(寒河江荘は藤原氏の荘園)であると言うのは、なるほどと思った。
建物は、焼失したため戦国時代から江戸時代にかけてのものであるが、寺自体の歴史は古く、山全体が寺であり、宿坊も多く存在する。
山(寺)は、緑多く、茅葺きの屋根に癒され、時間がゆっくり過ぎていく空間のように思え、また、来たいと強く思った。
本堂