◯音のバラツキを処理する力をつけるトレーニング
ことばで「ドドド」と言うのと、音のドを三つ並べて、
音符通りに「ドドド」と言うのは、エネルギーが違います。
イメージの違いもあって、音(メロディ)がつくと
急にヴォリューム感がなくなる人が多いのです。
本当は音のつく方が体の力が必要とされるのです。
これが一音ずつ少し離れる、つまり一音が伸びると、
さらにパワーを要します。まして音が上がるとなおさらです。
本当に力があれば、そこに音色の違いを生じずに解決できるのです。
ですから、課題をこなしつつ、力をつけることをめざすのが正攻法です。
それによって、長短、高低、強弱、つまりメロディ、
リズムが処理しやすくなります。
メロディやリズムのトレーニングとしてでなく、
声をよりパワーアップさせることで克服していくのです。
※現場では、メロディ、リズム、ことばのトレーニングは、
それぞれの調整をメインとして、声のパワーを無視して進められているのが大半です。
[音のバラツキを処理する力をつけるトレーニング]
ドドド ドド♯レ ドレミ ミレドのメロディで
次のことばを処理してみましょう。
キーを半音ずつ上げ下げしてみてください。
1)ハイ ハイ ハイ
2)ラララ
3)あおい
4)あなた
5)なみだ