大きな声が出ない現代っ子
演出家の山崎哲氏は、現代の若者の声について、
次のようにいっています。
「劇団の子達は、相手に対して自分を閉じちゃっていると思うんですよね。彼らは、その上で他人とコミュニケーションしようとしているわけですよ。僕はその殻を破らせようと、もっと大きな声を出せ、相撲でぶつかり合うような気持ちで出せと言っている人です。
そうするとだんだん大きな声が出せるようになるんだけど、彼らには、そこまでの経験がないものだから、自分の声を支え切れなくなっちゃうんだね。
今の子は、胸部とか腹部が圧倒的に弱くて、自分の声が支え切れなくて、どんどん前のめりというか猫背になっちゃうんですよ。集中するとみんなそうなってしまう。」
この傾向は、さらに高まっているでしょう。
では、どうすればよいのか、そのヒントもこの話のなかにありますね。