[深い声をつなぐトレーニング] | 声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

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[深い声をつなぐトレーニング]

 

身体がある程度、使えるようになって、息がお腹の底から吐けるようになると、「ハッ」「ハッ」「ハッ」と言い切っても、かなり大きな声が出るようになってきます。これをそのまま伸ばせたら、叫べるようになります。

深い声のきっかけが、こうやって徐々につかめてきます。このときに胸に感じる深いポジションをそのまま維持して、同じ音色で、伝える声を伸ばしていきます。

 

1.ドレミレドで、「ハッ」を「ハッハッハッハッハッ」と上下降します。このとき、鋭く声が切れるようにしてください。お腹で息を切ることです。喉に負担を感じてはいけません。

 

2.1で確実に同じ音色で出せた範囲内の声域を使います。同様にドレミレドで「ハッ」を「ハッハッハッハッハッ」と出します。そのあと、一拍おいて、ドレミレドをレガートで「ハーハーハーハーハー」といってください。これを同じ声質でいうことができたら、半音上げたり下げたりしてみてください。そして、使える声域のなかで上下降させてください。

 

3.ドの音3つで「ハッハッハッ」と行ない、その後にすぐドレミで「ハッハッハッ」を出してください。その後、1オクターブを上下降します。

 

4.ドレミを「ハッハッハッ」で行ない、その後で同じく、「ハーハーハー」と出してください。その後、1オクターブを上下降します。

 

5.ドとドのシャープのピッチを「ハッハッ」で行ない、すぐに同じピッチで「ハーハー」と続けてください。「ハッハッハーハー」(ド、ドのシャープ、ド、ドのシャープ)、その後、1オクターブを上下降します。

 

6.「ラ」のスタッカートで「三連音」(ラララ)を、そのあとレガートで一音(もしくは二音)出します。「ラララ、ラー」これを1オクターブ上下降させます。

 1)「三連音」とその同じ音

 2)「三連音」とその半音低い音

 3)「三連音」とその半音高い音

 4)「三連音」とその同じ音と半音高い音

 5)「三連音」とその同じ音から全音(半音で二つ)高い音まで

 6)「三連音」とその同じ音から半音で三つ低い音まで

 

これらのトレーニングは、できるだけ同じ声質の声でそろえるようにしてください。

スケールは、楽器でとるとよいでしょう。

 

「三連音」は、「ラララ」とか「アオイ」とか、3文字のことばで、同じピッチ(音高)の連続音(=3連符)という意味で使っています。

練習できなければ飛ばしてください。