他人様を満足させるために
必要なものを身につけるのは、大変なことです。
ところが、そういう努力をあたりまえのように続けていると、
あるレベルを超えます。
すると、今度は、他の人は満足してくれるけれど、
自分がなかなか満足できなくなってきます。
自分に対するチェックが厳しくなっていくのです。
お客さんは、歌にお金を払って見にきます。
それに応じられ、アマチュアの人が聞いてもわからないところで、
プロとしてのレベルでのミスをしたり、
表現が充分にできなかったりして、
また新たな課題ができていくのです。
こういうレベルになってはじめて、
どんな人も、足を止め、口をつぐみ、耳を立て、
感動する歌になるのです。
そこまででなくてはプロとは言えないのです。