自分に対するチェックを厳しくできるようになっていきましょう。
プロの人は、自分のチェック基準をもっています。
それは売り出されていないし、文字にもなっていません。
その人独自の魅力に則しているから、プロなのです。
市販のマニュアルやメソッドを使っても、
それは第一段階が終わったにすぎません。
そこまでは、プロをめざしたトレーニングです。
しかし、プロはプロとしてふさわしいトレーニングをしなくてはいけないのです。
ヴォイストレーニングについても同じことが言えます。
どんなヴォイストレーニングも、
誰かが経験をもとに組み立てたマニュアルですから、
あなたにとっては、叩き台にすぎません。
私のレッスンで、自分のマニュアル通りに行うことはありません。
相手や状況に応じて、千変万化、変えているわけです。
とはいえ、どんなマニュアルにも
初心者の人が平均的な点数を取れるところまでのノウハウはあるでしょう。
※私のメニューも、プロの人が使っているくらいです。
領域としては、ほぼすべてカバーしているつもりです。
しかし、ハイレベルで使うためには、
自分に対する目標とチェック基準をもって
本人が厳しく活用できるようにならなくてはなりません。
そのチェックの厳しさを知ることが、
ヴォイストレーニングの基本だと思います。