「ハイ」から「ララ」へ ~別の音をベストに近づける | 声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

歌手、声優、俳優、芸人、ビジネス、一般、声に関心のある人に。
プロ、トレーナーも含め、トップレベルのヴォイトレ論を展開します。

 

1.「ハイ、ライ」

2.「ハイ ライラー」

3.「ハイ、ラッ」

4.「ハイララ」

 「ハイ」で深いポジションをとった声を、そのまま「ラ」につなげます。

1~4のうち、行いやすいもので行ってください。

 

 

□「ハイ」に対し「ラ」が浅くならないようにします。

□音の間に息の切れ目がないようにします。

□難しいときは、「ハイ」のあと、ブレスしてもよいです。

□「ラ」は伸ばすのでなく、言い切る感じがよいでしょう。

 

目的

1.スタッカートからレガート

2.声の芯からひびきを意識する

3.「ハイ」の声質で「ラ」の処理をする(日本語の「ラ」でなくす)

4.ことばをそろえるための基本トレーニングとする

 

「ラ」は、とても難しい音です。

日本語の「ア」は浅いので、「ラ」も口のなかで生声のようになってしまいます。

それを深い息とともに深いポジションで「ラ」にします。

まず「ハイ」と言い切ることによって、深い「ラ」を導きます。