どの高さの音でもよいですから、
最も出しやすい声を出します。
「ハイ」「ナイ」「ライ」などのうち、
もっとも深い声にしやすいもので行ないましょう。
□たった一つの確実に出せる音を発見し、
それをより魅力的な声にしていきます。
「ベターな声」※をより深めていくのです。
□できるだけ、より強く、より大きく、
より太くするイメージで出していきます。
よくなると、しぜんにピッチも高くなろうとしてきます。
これを「同じ音色」※でしっかりと出します。
こうして、しぜんと次の音が準備されていくように
していくのです。
これで獲得された声域、声量は、
確実なものとして、基本の声となっていきます。
「ベストの声」※に近づいていくのです。
※ベターな声…その人の、将来の理想の声。
※同じ音色…同じトーン、同じ太さで保つということです。
一般的に、声が高くなると浅く口先になりがちです。
※ベストの声…その人の、今の理想の声。
必しも今、使いやすいものでない。
可能性のある声。