安易に、まわりの空気や形にのらないこと。
真似しないことです。
流れを自分でつくり出すことです。
もちろん、調和は大切ですが、その前にあなたの声づかい、
息吹き、ことばが、胸にせまってくるように表現しましょう。
一本調子で発声したり、メロディやことばをつないでいるだけでは、
本当の感動は呼べません。
たった一声で、次も、その次も聞きたいと思わせるかどうかで勝負しましょう。
そのためには、あなた自身の中から、
形をこわし創造することです。
たとえ我流でも、文句をいわせない力をもつことです。
理解されないことを恐れず、本当のあなたを出すことです。
すぐに理解されるものが必ずしもよいものではありません。
単に受け狙いの、よくあるものに、表現をおとしめないことです。