また出る過去問分析(社会福祉) 相談援助の展開過程 | 保育士試験:社会福祉・教育原理等攻略講座

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保育士試験の難関科目「社会福祉」「保育の心理学」「教育原理」「社会的養護」などを受験される方のための「ふくしかくネット」のブログです。

後期試験が近づいてきましたので、今回からは過去問の解説を中心にブログを書いていこうと思います。


<また出る過去問分析(社会福祉) 相談援助の展開過程>

【平成28年(後期)社会福祉 問6】

次の用語は、相談援助の展開過程に関する記述である。A~Gを展開過程の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A アセスメント(assessment)

B インテーク(intake)

C プランニング(planning)

D モニタリング(monitoring)

E インターベンション(intervention)

F ターミネーション(termination)

G エバリュエーション(evaluation)


(組み合わせ)

1 A→C→B→E→F→D→G

2 B→A→C→D→G→E→F

3 B→A→C→E→D→G→F

4 C→A→G→B→F→E→D

5 D→C→A→F→G→B→E


【解答・解説】

相談援助は通常、下記の順に展開されます。

(① ケースの発見 )

② インテーク(受理面接)

③ アセスメント(事前評価)

④ プランニング(支援計画の作成)

⑤ インターベンション(実際の支援)

⑥ モニタリング(経過観察)

⑦ エバリュエーション(事後評価)

⑧ ターミネーション(終結)

したがって、正解は3となります。


【検討】

相談援助の展開過程についての用語は、社会福祉で頻繁に出題されます。この問題では、用語がまとまって出題されているので取りあげました。

よく出題される用語は、上記の②、③あたりでしょうか。

② インテーク(受理面接)

最も初期の、相談を受ける段階です。

援助者は、バイスティックの7原則を取り入れつつ、利用者と援助者との間に信頼関係(ラポール)を形成することが求められます。

記録として、フェースシート(利用者の氏名、住所、家族構成、健康状態、主訴等の概要)を作成します。


③アセスメント(事前評価)

インテーク等の情報をもとに、整理、分析を行う段階です。

ケースを可視化するため、マッピング技法が用いられることがあります。
多くの人や機関などとの複雑な相互作用を、記号や関係線を用いて図式化したもので、関係を一目で理解することができます。

マッピング技法の具体的な方法として、世代関係を表す「ジェノグラム」、家族間の問題状況などを表す「ファミリーマップ」、対象者と家族やさまざまな社会資源との関係を表す「エコマップ」(生態地図、社会関係地図)などがあります。


社会福祉の相談援助については、「相談援助」自体をソーシャルワークと呼んでみたり、とにかくカタカナが多用されます。苦手な人も多いかもしれませんが、英語が得意な人であっても、福祉の専門用語として、意味(和訳)を正確に捉えることが必要となります。


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