エアタグ事件⑤からの続き↓
残り時間を頭に入れて、もう1回だけがんばろうと二人で決めて、元のB駅に戻ってきました。
時間も遅くなってる上に、終点A駅行き近くのB駅。
かなり人もまばらになってきました。
それだけに、他人の持っているiphoneに反応する機会も少なくなってきていると感じました。
もう、後がない・・・。
再度、ランダムに来る貴重なエアタグからの情報。
そして、再度、時刻表と各駅の所要時間から、終点A駅方面の電車がB駅に着く時間を割り出す夫。
難しいのが、この路線 時刻表でみると電車と、次の電車の間隔が近くて、3分~5分と、かなり短い。
なので、エアタグが反応して発信した数分のタイムラグでもいくら頑張って計算しても違う電車になってしまうのかもしれない・・・と。
む、難しい・・・。💦
夫「やっぱり、前回の計算は間違ってないから、あの電車のはずなんだけど・・・」と。
私「でも、前回の電車では反応しなかったから、やっぱり違っていたんじゃないの? それとも、電車は合ってるけど、エアタグの反応が間違ってるのかなぁ・・・?」
そう会話しながらも、夫は必至で電車を割り出していました。
そのうち、夫が
あと5分後に来る電車に乗る。
時間的にも、これがラストチャンスだと思う。
そして、たぶん、前回と同じ車両のはず。
そう言ったので、ドキドキしながらホームで再度、電車を待っていました。 ドキドキ
そして、さぁ、この電車だ。乗り込もう!としたとき・・・。
記録した車両ナンバーが前回と違っていた。
私「前と違うけど、どうする?」
夫「え? 違うの? 前の電車じゃないって事?」「iphoneの反応は?」
私「今の時点では反応はなし。でも、閉まってしまうから・・・。どうする? とりあえず乗るよ!」
夫「わかった。乗ろう!!!」
そう言って、ギリギリで乗り込んだ私たち。
半ば、諦め気分で前回同様、iphone探知機を使ってウロウロしはじめた私。
・・・・と、その時!!!!
↑
例のモヤモヤの画面が出た!!!
あ、この電車の中にある!!!!
パパ~~~!!! あきらかにこの電車で反応してるよ!!!と、私。
その時に、私は画面右下の「音を鳴らす」ボタンを連打しました。
エアタグのついている定期券から、音が聞こえるかもしれないと思ったからです。
でも、残念ながら、まだ数メートルあるであろうエアタグからの音は聞こえず・・・。
だけど・・・
でも、
歩けば、歩くほど
距離が近くなっていく~~!!!
↓
モヤモヤから矢印に変化した。
あ、ある。あるよ。
ぜったいにある~!!!!
↓
あ~~~~
↓
あった~!!!!!
↑
iphoneの画面は、
とうとう最後に、「ここ~!!!!」といわんばかりに 「←」 が扉近くの端のシートを指しました。
この時点で、電車は終点A駅に着いたばかり、時間も遅くなり、お客さんもかなり少なくて、矢印のさすシートの周辺には誰もいませんでした。
終点A駅で、しばらく電車が停まっていました。
・・・すると、夫が矢印の指すシートを外しました。
なぜ、どうやって夫が外せたのか覚えていないのですが、シートを外して矢印の指す方向を探しました。
シートの隅は暗くて、見えにくく
それらしきものは見当たらず・・・
どういう事なんだろう・・・ なんで?
でも、もう電車が出てしまう。
終点の電車の中で、不審な動きをする私たちに、巡回する車掌さんがやってきました。
かくかくしかじか、ここに落としたものがあるはずなんですと必死に説明する私💦
しぶしぶ車掌さんが、シートを外してくれました。
そしたら、あったんです!!!
端のシートの壁と隙間の奥のほう~に、なんかの金具とはさまってるエアタグが見えました。
取れない・・・
焦っているのと、へんな挟まり方をしてるので、なかなか取れません。💦
夫が交代してくれて、無理矢理ひっぱって、やっと取れました。
あった~~!!!!!
やった~~!!!!
・・・・と
思ったのも束の間。
なんと、エアタグだけ。
え~~~!!!
そこにはエアタグが、エアタグ用のキーホルダーに入ったままで、パスケースはなく引きちぎられたように変形した金具と一緒に無残に残っていただけでした。
もちろん、定期券と学生証はありません。
もう、そろそろ電車が逆向きに出発してしまいます。
ガッカリしていたら、
車掌さんが「一応、A駅の改札に上がって尋ねてみたらどうですか?」と。
あちこちの改札に尋ねてきたし、今更 A駅にあるわけないよなぁ・・・。
だって、ずっと反応があったのもエアタグだけがあったから。
もう、とっくに悪意のある人が、定期券と学生証だけ持っていってしまったんだろう。
この引っ張られ方を見たら分るわ・・・
こわい・・・。
早く再発行をしないといけないな・・・。
でも、この電車に、これ以上乗っていても仕方がないし。
疲れたし・・・
エアタグだけになった潰れかけのキーホルダーを持って、しょぼんとした夫と私は、いったん電車から降りました。
長くなりました。