こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
今日は、往診後専門学校の日でした😅
学生にパワー吸い取られました
昨日夜中まで中国語やるんじゃなかった、、、😭
さて、昨日の続きを。
もう一頭、先日の養成塾の後、懇親会までの待ちの間に、なんと車の中で診察をしたダックスちゃんがいました
もう往診の予約空きがなくって、急遽車でお願いしたのです
後ろ足、座り方が変なのわかりますか？
歩き方撮っとけばよかったんだけど、左後ろ足に力が入らず、すぐにこうやって座り込む
『今日の朝、2回抱きかかえたら2回ともキャンと鳴いたので病院に連れて行きました。腰の状態が悪くなってました。現在歩き方がトロトロと歩き、後ろ足が踏ん張れてません。歩く足幅も狭くなってます。』
とのこと。
まぁ、これもたぶん『ヘルニア』でしょう、、、となりますが、、、
この子の場合は、左後ろ足をかばって、右後ろ足を軸にして歩いていたのと、左後ろ足の膝の曲げ伸ばしをする時にすごく抵抗があったことが、最初の診察で気になりました。
これってほんとにヘルニアなのでしょうか？？
腰が痛いの？？
確かに腰は丸めていましたが、腰が問題？？
左後ろ足の触診をしたら、触っても分かるくらいボコボコと膝の変形性関節炎がありました。
そしてそのせいで膝の関節の可動域が悪くなっていて、膝後ろの筋肉もリンパもパンパンに張ってました
私は、ここが問題になってると思いました
左膝をかばって右後ろ足に負重し、後ろ足で腰を支えられなくなって腰が下がっていました。
そして下半身をかばうために上半身にかなり負荷がかかっていたので、首周りも張っていました
左後ろ足の負担は、対軸の右前足に行くので、特に右前側がパンパンに
実はこの子、右の犬歯にできものが出来ていたそうで、手術で取ったのにまた出来たそう、、、😭
私はこれも根元は左後ろ足の負担から来ていると考えました。
体ってぜーーんぶ繋がってますからね、、、
ということで、腫瘍のことでも悩まれていた飼い主さんですが、根本が一緒ということを知って、ものすごく納得されてらっしゃいました
体は負担がかかって限界になると、『もう無理ー！！』と体からたくさん発散しようとします。
そのサインを見逃さないこと。
手術や抗がん剤でいくら抑えても抑えても、『たまった負担』を取らないと、もぐらたたきのように次から次に色々な問題が起きてきます。
車の中でしたが、ちゃんと鍼もマッサージもしましたよ
ということで、帰ってどんななったかというと、、、
と
結構、今の季節、この膝周りの可動域が悪くなって足の動きが悪くなる子多いです
お年寄りでも『膝が痛いわぁ』と言われる季節ですからね、シニアのワンちゃんたちも同じなのです。
痛くなる原因は、溜まった水や冷え、瘀血などが原因なので、それが何なのか見極めてケアする必要があります
みんなそれぞれ体質が違うのです。
そこを見極めないとね。
車の中でも診察できるので、もうどこでもやれる気がします
でも出来れば、鍼やマッサージの後走らせて筋肉がさらにほぐれるようにできるとなおいいのです。
ここの前で早く走らせたいわぁ〜
クラウドファンディング も残り20日！
たくさんの方々にご支援いただいて感謝しかありません
来月からいよいよ内装の打ち合わせも始まってきます
内装もだけど、この大自然の中、どんなリハビリができるのか考えるのもワクワクしてます
どうぞ最後までよろしくお願いします！！
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