こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
大邱の続きを書きたいところですが、ちょっと先に書きたいことが
最近所々で春を感じますねぇ〜
でも雨がザーッと降ったり、そうかと思えば夏のように暑くなったり。
天気の落ち着かない日が続いてますが、体調崩す子がまた続々と
去年の春くらいのブログを読み返していただければわかりますが、今の時期多くなる病気、、、
前庭疾患、貧血、足や体の震え、ピクつき、痙攣、てんかん発作、食欲不振、下痢、嘔吐、お腹や脇、横腹辺りの痒み、目の充血にドライアイ、咳、鼻水、くしゃみ、、、、
どうですか?これらは今、患者さんからきているご相談で大半を占める問題なんですが、おうちの子も飼い主さんも当てはまりませんか?
春は、東洋医学でいう五臓六腑で見ると肝臓や胆嚢に負担がかかりやすい季節です。
なので、春のフィラリアの検査のときにたまたまやった血液検査で肝臓の値や胆嚢の値がポーンと基準値オーバーしてしまうなんてことも起こりやすいです。
エコー検査で胆泥が溜まってるねぇなんてことを言われる子もいます。
そこで、飼い主さんでもワンコにゃんこでも、こういう症状が起きたときに、みなさん普通何をするでしょう??
例えば、人でも今の季節、『くしゃみが止まらない〜!!』とか言われる方も多いですよね。
それに対して『私は花粉症だから、花粉に過敏に反応してるんだわ。止めないと!』と花粉症のお薬を飲んだとします。
実はこれ治しているように見えて、起きてる症状に蓋をして見えなくしてるだけで、根本原因は治っていないのです。
『そんな〜、花粉症だから治らないわよ。』
そんな風に思ってませんか??
結構、人は『○○病』と診断名がつくと、変に安心するようで、『あ〜これで治るんだわ』と思う方がほとんどです。
でも現実はそううまくもいかず、、、
結局診断名はついても『根本原因』がわかってないので、お薬で蓋をするだけで『治ってはいない』のです。
よく『○○病なんですけど、漢方や鍼で治りますか?』というご相談を受けますが、○○病というのは、単なる『結果』でしかないので、私はあまりそこら辺は気にしていません。
なんでその症状が起きているのか?
それが大事なんです。
さて前置きは長くなりましたが、そんな症状が一気に出だすのが、実は今の時期なんです。
肝は、自然界でいうと『木』に例えられます。
上にどんどん伸びていく木のように、色んなものが上に上がったり、木にお花が咲きだすように色んなものが出だします。
なので、今の時期に出てくる症状にきちんと目を向けてあげること、ちゃんと根本から治してあげることが必要なのです。
症状を抑え込めば抑え込むほど、モグラ叩きのようにどんどん色んな症状が出てきてしまいます。
最近、そんな抑えこみすぎて、『病名』がたくさんついてる子がかなりいます
その病名に対してそれぞれお薬が処方され、もう根本原因がなんだったのかさえ分からなくなっている子もたくさんいます。
今の時期こそ、体質をしっかり見極めて気持ち良い一年が過ごせるようにしていってくださいね
来週は、そんなおうちの子の体質をしっかり見ていくためのお話をします
3月16日(土) 10:00~13:00【小倉】おうちケア入門編!体のサインを知ってケアしましょう!
しばらく会場でのセミナーは行いませんので、遠方の方は、去年のネットセミナーなどでお勉強されてみてくださいね
桜が咲くのももう少しですね🌸今年のお花見はラムちゃんと一緒だ