こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
ずーっとこの子の続きを書くのができず、書かなきゃ書かなきゃと思っていてやっと!!
まず、このお写真!
Afterです↑
Beforeです↓
このダックスちゃん、前のこのとき目の周りや口の周りをそれはそれはものすごくかいてました
もうカラーが離せなくて、カラー外すとものすごい勢いであちこちかいちゃう
初診のときもカラーの上からバリバリかいてました
顔とか口周りはどうにかしてかこうとあれこれやってたみたいで
では初診のとき、何をやったかというと、、、
家でもケアできるように、ひんやりのコロコロを使って特に首や顔周りをコロコロ![](https://emoji.ameba.jp/img/user/hi/high-high-naka-ta/672.gif)
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体が熱いからこの冷たさがよかったようで
体の外側からはどんな風にケアするのか、中からはどんな風にケアするのかじっくりお話をさせていただきました![](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/namida-egao/1632.gif)
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この子で問題になってたのは、胃熱をはじめとして、体の中にかなりの熱がこもっていたこと。
そして、なんとなんとその大元の原因になってたのは、、、
毎日良かれと思ってあげられていたお食事![](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/namida-egao/1517.gif)
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この子の毎日のお食事のベースは、
ラム肉![](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/namida-egao/1517.gif)
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私のセミナーによく来られてる方は、もう耳にタコができるくらい聞いてるだろうけど、ラム肉や鹿肉は、最強に体を温めます![](https://emoji.ameba.jp/img/user/ob/obablog/2124.gif)
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温めるというか、熱させるくらいカーっと熱くなります。
なので、寒い寒い北海道などでは、ジンギスカンなどで食べられたりしますよね![](https://emoji.ameba.jp/img/user/go/goblin-mc/2502.gif)
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補腎もしてくれるので、寒い冬の間、体が冷え切って冷え切ってどうしようもない!!って子には最適なお食事です。
でも、、、?
この子にとっては??
元々体に熱のこもりやすいこの子にとっては、熱を助長させる食べ物になってたのです![](https://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yukinko-days/3836.gif)
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胃の熱は上に上に上がって、特に口周り、まぶたの周りに強く出ます![](https://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yukinko-days/3836.gif)
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口臭がしたり、草を食べたりしないと熱を下げれないと感じるくらい本人は熱くてたまらないので、とにかくかくのです![](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/namida-egao/1517.gif)
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お食事も変えてもらい、漢方でも熱を下げるものを使い、かなり良くなってきました
ここまでで、2ヶ月もないくらいです
もうほとんど口や目の周りはかいてないそうです。
手も舐めなくなり、キレイになってきました
肉球も前は赤くてカサカサしてましたが、ツヤツヤ潤いが出てきました
前も書きましたが、皮膚病を東洋医学的に治そうとするには、結構な飼い主さんの本気がいります
だってフードも変えて、手作りも足してもらって、マッサージもやって、漢方もやらないといけない、、、
正直、ステロイドやアポキルなどで痒みを止めるだけのほうが楽だと思います
でも、ほんとに根本から治したいって方は、本腰入れてちゃんとやると、ちゃんと治ってきます
アトピーだろうが食事のアレルギーだろうが、皮膚病の子の治療のときには、初診で相当そういうお話をし、ご理解のある方、本気で頑張ろうという方だけ、今後の治療を続けてもらいます。
私から『たぶん続かないな』と感じた場合は、治療をお断りすることもあります
それくらい、皮膚病は途中でやめると意味がないし、本腰入れてやる必要のある病気です。
でもちゃーんと治すとほんとに色んなところが変わってきますよ