馬尾ヘルニアのワンコの鍼治療 | ママときどき獣医師〜ペットに負担のない治療を目指して〜

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ママ獣医師・鈴木綾香です。東洋医学、整体、理学療法、レメディ等、色々な角度から治療を行う往診専門の動物病院・オムニア自然療法ペットクリニックを福岡で開業しています。2020年4月に,福岡の福間海岸前に『ペットも人も元気になれる施設』P&Hをオープンしました!

こんばんは爆笑


ママ獣医師の鈴木綾香ですパー


先日、私の知り合いを通じて、ある動物病院の先生から「馬尾ヘルニアの犬の鍼治療をお願いしたい」とのご連絡がありました気合いピスケ


かなり有名な病院の先生からのご連絡だったので、ちょっとびっくりあんぐりピスケ



西洋医学バリバリの先生だと、「鍼治療なんて効かないでしょ!」て方も多いので、意外でしたびっくり


そして、初めての往診の日のご様子…

こんな感じで立たせてもすぐにへたりこんでしまいましたガクリ

飼い主さんが後ろを支えてやっと立てる感じ泣


12月末に立てなくなったとのことでしたが、おそらくお話を伺うと、かなり前から未病の状態は出ていたようですショボーン


馬尾というのは、腰の辺りの神経のことで、馬の尻尾のようにいくつかの神経が集まって出来ているので、こう呼ばれています。


そして、今回この子がヘルニアと診断されたのが、ちょうど腰の最後の骨と仙骨という骨の間の辺り。


これはツボ的にいうと、膀胱兪という、おしっこがスムーズに出るように調節するツボの辺りでもあります。


そして、このワンコが1年くらい前から出てた症状は、膀胱炎ショックなうさぎ


西洋医学では膀胱炎が出ていたら、抗生剤などで抑えることしかしませんが、もうすでにこの時点で、ここに異常が出てたと思います泣



だいたい「鍼治療をしたい!」と飼い主さんが思われたときには、後ろ足の筋肉もかペラペラになっていて、歩くことの前に踏ん張ることすら全く出来ない状態からのスタートなので、回復に時間を要してしまいます。



しかし今回、飼い主さん自ら、掛かり付けの先生に「鍼治療が出来るとこ知りませんか?」て聞いていただいたお陰で、まだ筋肉の萎縮が少ない段階で治療をしていくことができました。


(ちなみに、他に鍼治療ができるというところもあったけど、MRIを撮らないと出来ないと言われたそう・・・・私は、中医学的な観点で鍼治療をしますので、体を触って悪いところを調節する目的で鍼治療をやっていきますダッシュ)


そしてこの子は、飼い主さんのリハビリの頑張りもすごいカナヘイきらきら

1週間後に伺ったときには、自分で踏ん張って立てるようになり、その時間も数分間に延びてきたとのことつながるうさぎ

ご飯も頑張って立って食べてますよカナヘイきらきら


家で出来るリハビリも、この子に合わせて少しずつステップアップしていきます気合いピスケ


ちょうど去年の今頃アメリカのリハビリ施設を見学してきましたが、アメリカでも、鍼治療と一緒にリハビリをやられているところが多いようですカナヘイきらきら


飼い主さんが家で出来るリハビリは、たっくさんあります!


病院で行うのではなく、おうちにあるものを使ってリハビリをやって飼い主さんと一緒に回復させていくてへぺろうさぎ


これが私のスタイルですつながるうさぎ


もっともっとたくさんのアドバイスができるように、アメリカのリハビリ資格を取るため、毎晩必死こいて勉強してます大泣きうさぎ

2月に横浜である最後のコースを受けるために出された40枚近くある課題を終わらせないといけないので、頭がパンク中大泣きうさぎ


そして、今現実逃避中…えーん


終わるかな…風邪ひき