
ママ獣医師の鈴木綾香です

今日は先日お伺いしたミニチュアダックスちゃんのお話。
この子は、椎間板ヘルニアのグレード5で手術した子だったのですが、まだ麻痺が少し残っていてしっかりとは立てない状態。
鍼治療などの施術をお願いされたのですが、この子は元々保護犬さんだったとのこと。
先日のリキちゃんのときに、鍼を拒否られたので、保護犬さんで警戒心の強い子には、最初から鍼を使うのはやめようと思っていた私(笑)
この子も、鍼を出すとすごく警戒して、吠えたり(この吠えは「遊ぼうよ!」という吠えだったけど)、逃げ惑ったので

最初は温灸&マッサージ&ローラー鍼で軽く体をならすことから始めました


すると…
あれ?
あれれ??(笑)

お腹だして寝ちゃいました

体も最初の緊張状態からリラックスしてきたので、そのあといつもの鍼治療&電気

(だいぶ飼い主さんにおやつもらってましたけど

だいたい初めは緊張していた子も、マッサージなどを受けると身を委ねてくれます

まぁもう前半の治療だけでも8割方は体も柔らかくなってたんですが、鍼+電気をすると、気の流れや血の巡りも更によくなります

往診だと一頭一頭ゆっくり診れて、飼い主さんに
「ここが固いから、この辺りを集中して温めてくださいね~」
とか
「こんな感じでマッサージしてくださいね~」
とか言えるので、すごく私としては満足

なかなか勤務医時代の診察ではこんなにじっくりと飼い主さんと向き合えなくて。
でも、私が自分の子達を診てもらうなら、絶対じっくり診てもらいたいと思うし、せっかくお金を払ってるなら色んなことを聞いてこの子のために知っておきたいと思うから。
今の診察スタイルはとっても時間がかかるし、たまに割に合わないこともあるけど、ずっと私がやりたかった診察スタイルです

施術中や終わったあとの、飼い主さんとのおしゃべりも楽しいし、ママ獣医師としては、息子と一緒に行けたときの、息子とワンコとの掛け合いもこれまた面白い

息子は犬は苦手だったけど、最近ペットショップ見つけたら、すっとんで犬を見に行くくらい好きになりました

これも「息子も一緒にいいですか?」という超迷惑なお願いも温く受け入れてくれる飼い主さんがいてくれるからこそ

毎回本当に感謝しています

これからも往診の際にはご迷惑おかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします




お話してるみたいでしょ?
