7月 支援の会 美和台  | 福岡の自閉症児ママの療育ブログ

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自閉症などの発達障がいと向き合う福岡在住のママたち

こんにちは。
ガスパールです。
母にとっての地獄の夏休みが
やって参りましたゲローゲローゲロー

先日の支援の会(美和台)は
~親なき後問題へ向けた取り組み~
成年後見制度と家族信託
の勉強会を司法書士の三ケ尻さんを
お招きし開催しました。




私自信が信託を知ったのは、知り合いが生命保険会社に勤務していて、生命保険信託ができたっと勧められたことがきっかけです。でも、「信託」ってなんだ?ってモヤモヤ……
支援の会で、今後勉強したいことを皆で書き出した時に、私があげたお題を今回勉強することになりました。

まだまだ先の話しで、親なき後は
どの家庭もぼんやりとしたイメージ。
さまざまな障がいを持った子を育てる
親にとって、1番気がかりな事です。


いつ来るかわからないその時の為に
どんな制度があるのか、
お勉強していきましょう。


○成年後見制度○
 
障がい者の財産管理を誰が支援していくのかを、家庭裁判所に選んでもらう制度。
もちろん兄弟児がいる場合、立候補してもよい。年1回は家庭裁判所へ、どのように運用・管理したのかを報告する手間がある。
もし、ひとりっ子などで、後見人が司法書士などの専門家になった場合、本人が亡くなるまで2~3万円/月の報酬が発生する。
財産を守る為の制度なので、使い方に制限がある。


○信託○

字のごとく、信用して託すこと。

信託には民事信託と商事信託がある。
民事信託…家族内で行う家族信託(障がい者支援信託)。費用は無料。ただし、信託監督人をおく場合はかかる。

商事信託…信託銀行などに信託す特定贈与信託と後見制度支援信託、生命保険信託等。商売として人から預かって行う。費用がかかる。

◆事例◆
障がい者支援信託(民事信託)

図のように長女が知的障がいの場合↓

父が福岡在住の長男に賃貸マンション1棟の管理・運営を託し、父と長男の間で信託契約を結ぶ。父の死亡後は長男が長女に必要生活資金などを給付していく。

しかし、父母亡き後に長男が長女にちゃんと給付するか、信頼できるかが問題
信頼できない場合は信託監督人をおくこともできる。費用はかかる。

〈信託に関する基本用語〉
(↑この場合の障がい者支援信託において)
委託者…財産を託す人(父)
受託者…財産を託される人(長男)
受益者…財産からの利益を受ける人(父、長女、長男)
受益権…財産からの利益を受ける権利(父、長男、長女)
*長男への報酬は少しなら認められている。




特定贈与信託(商事信託)
信託銀行などに託すには、キャッシュで1000万円程の財産がないと、銀行は受けてくれない場合があります。200万円程では難しそうです。毎月の費用を考えると、数年で財産が底をつきます。
特別障がい者への贈与税は6000万円まで非課税だそうです。


後見制度支援信託(商事信託)
本人が日常生活で使用する分を除いた金銭を、信託銀行等に信託することで、後見人による本人の財産の横領を防ぐ制度。


○遺言○
一般的に「ゆいごん」と読まれていますが、本当の読み方は「いごん」だそうです。

遺言の効力が発生するのは、(父・母)亡くなってからです。父母が認知症になって判断能力を失ってしまっても、亡くなっていないので、財産管理や不動産売却がスムースにいかなくなる。

↑遺言には限界があり、
「自分が亡くなったら長女にアパートを相続させる。その後、長女が亡くなったら次女に相続させる。」
っという遺言があった場合、遺言で実現できるのは、「自分が亡くなったら長女にアパートを相続させる。」までです。「長女が亡くなったら次女に相続させる。」は相続した長女が決めること。

相続した子どもがひとりっ子の場合、亡くなると残った財産は国のものになります。



信託のよいところは、生前の健康なうちに契約を結んでおくことで、財産管理や財産承継ができる。遺言では不可能なことが可能になる。




はぁ~~ゲッソリ難しいですね。
書きながらあっているのか不安に
なってきました。
説明がへたですみません滝汗
間違いがあれば、参加した皆さん
訂正をお願いします。


つまり、費用をかけずに財産を信用して託すには家族信託(障がい者支援信託)です。我が家のような平サラリーマンの家庭には、莫大な財産も不動産もありません札束
商事信託は非現実的に感じました。

しかし、親なき後に家族信託を我が長女もしくは次男に託すには、信頼関係が不可欠です。今から子を信じ、そこそこ立派な人間になるよう、母はぼちぼち頑張ります爆笑
お金も貯蓄せねば……チーン

本人が信託で給付されたお金の使い道も心配です。1日で使い果たしたり、落としたり、騙されたり、横領されるかもしれない。またはATMで出金できるようになるのかも心配です。

心配事が多すぎで、死にきれずこの世をさまよいそうですドクロ

このあたりの心配事の支援制度もあるようです。また勉強したら、アップします鉛筆アップ

今回の勉強会で、将来のことを考える良い機会になりました。三ケ尻さんが、信託契約や遺言書を書くなら、今でしょ!っとおっしゃられていました。まだ子どもが小学生ですが、どうしたら良いのかまた教えてほしいですラブラブ

今回講師をしてくださった三ケ尻さんのみつ葉グループでは、初回相談は無料です。いつ来るかわからないその時に備えて是非❗

書籍も出版しています。

家族信託の教科書 第2版




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8月の支援の会はお休み
日程変更になりました❗
9月の支援の会
日時:9月21日(金)10時00分~
場所:美和台公民館
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ブログを見ての参加者もお待ちしています♡
お気軽にどうぞ♪