6月 美和台 支援の会 | 福岡の自閉症児ママの療育ブログ

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自閉症などの発達障がいと向き合う福岡在住のママたち

6月の支援の会報告

 

報告を世話人の吉谷が担当します。

今月は、会員外の方も含めて16名の参加でした。

前回のABAの学習会を受けて、今回は実際に子どもの行動を取り上げて、みんなで分析して考えてみようとなっていました。

 

*まずは、いつものようにアサーションの学習

今回のテーマは「自分の怒りに向き合う」です。

「怒らないこと」=「大人である」と言われるほど、怒りは否定的な評価を受ける。しかし、不正や差別に対する怒りは社会変革の原動力にもなる。建設的な怒りとして表現するにはどうしたらいいのか?

 

◎「私は今怒っている」と自分の中で受け止める→クールダウンの方法を持つ

◎ため込まない→小さな怒りはその場で対処(言葉にする)・自分の怒りは自分のもの

◎裏にある気持ちを伝える→怒った気持ちはその裏に様々な感情が隠れている・裏の気持ちも合わせて言葉にする(心配して腹が立つ・期待しているから腹が立つ)

 

読み合わせ、感想を言い合って2人組でロールプレイをしました。

いつもより参加者が多かったので時間がかかりましたが、みなさんそれぞれに心に落ちた部分があったのではないでしょうか。

 

 

*次にABAの学習会の実践を考える

環境→子どもの行動→その結果…という視点で観ていき、どこに焦点を当てて考えればいいのかを事例を出しながら考えていきました。

例えば、ある子どもの困った行動“お友達に物を投げる”があるとします。この場合、この子どもは“お友達に物を投げる”行動をとることで結果として何を得ているのかを考えなければいけません。もしかしたら、お友達と遊びたくて物を投げているのかもしれませんよね。あるいは、お友達が持っているものが欲しくて物を投げているのかもしれません。

このように、想像の世界で考え出すと無限に考えられる理由は出てきます。ここで必要なのは、事実に基づいたデータです。そのためには行動記録を取る必要があります。それでは、どのように記録を取っていけばよいのか…先述の例で考えてみましょう。

 

“お友達に物を投げる”行動が①いつ②どこで③誰に対して生起し、その行動の結果、④子どもが置かれた状況を行動が生起するたびに記録していきます。あとは集まった記録の中から共通事項を拾い出していけば良いのです。

そして、いくつか限定的になった状況を最初の環境→子どもの行動→その結果に当てはめていくと、行動の要因が整理しやすくなります。

今回の支援の会でも、いくつか事例が出ましたが、検証できるだけのデータがまだ集まっていなかったので、まずはそれをやってみようということになりました。データ収集ができたら、また支援の会のみんなで考えてみたいと思います。

 

 

 

!!次回の支援の会はセミナー

 7月13日(金)10時~美和台公民館ホール

 「信託」と「成年後見制度」~子どものためにできる財産管理方法~

 *興味のある方、どなたでもご参加ください。

 

 

 

 

 

 

次回の支援の会*照葉は

 

7月18日(水) 10:00〜13:00

照葉公民館 学習室

みなさんのご参加、お待ちしております♪

 

 

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