「合理的配慮」を知っていますか? | 福岡の自閉症児ママの療育ブログ

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自閉症などの発達障がいと向き合う福岡在住のママたち

こんにちは。
支援の会を運営している吉谷です。



2月25日(日)12時30分~福岡発達障がい者親の会「たけのこ」の講演会に行ってきました。「合理的配慮」が広く浸透し、子どもたちが自分らしく過ごせるような学校や社会になると良いなあ~と思いながらお話を聞きました。一部を紹介します。

学校教育における合理的配慮の基本的な考え方
~周囲が協力して子どもを伸ばす仕組み~
文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 特別支援教育調査官
田中裕一先生

平成19年4月に特別支援教育の制度がスタートしてから、障害者の権利に関する条約の批准や発達障害者支援法の改正、合理的配慮の提供を規定した障害者差別解消法の施行、学習指導要領の改定など特別支援教育を含む障害のある子どもたちの教育に関することが大きく変わりました。教員を含む関係者が知っておくことは必須ですが、子どもに長く関わる保護者も知って、学校とうまく連携をしてほしいと話されました。
特別支援学校で小学3年生を担任したとき、子どもが書いてくれたイラストを紹介し、周りの大人があきらめずに関われば子どもは成長する・・・お話の最後に1年後の子どものイラストを紹介されました。

特別支援教育とは・・・
気になる子どもがいれば一人ひとりの教育のニーズを把握し、適切な指導および必要な支援を行う必要がある。

「合理的配慮」とは・・・
「障害のある子どもが、他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために学校の設置者及び学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり、障害のある子どもに対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの」であり「学校の設置者及び学校に対して、体制面、財政面において均等を失した又は過度の負担を課さないもの」と定義した。

簡単に書くならば・・・個別の指導計画の作成、それをきちんと引き継ぐこと、基礎的環境整備に困難があれば代案を示すこと・・となる。

合理的配慮はまだまだ知られていない。当事者とその周りの関係者だけが知っていればすむことではなく、広く周りの人の意向が変わる事が大切。啓発や宣伝をすることで知っている人を増やすことが大事。




たくさんの資料の中からピックアップして、軽快な語り口で話されました。
具体的な事例などは次回支援の会でお話させて下さい。

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次回の支援の会(美和台)
3月14日(水)10時00分~
美和台公民館
(福岡市東区美和台1丁目3-12)
ブログを見ての参加者増えています
お待ちしておりますキラキラ
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