金澤翔子さん・太田宏介さん | 福岡の自閉症児ママの療育ブログ

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自閉症などの発達障がいと向き合う福岡在住のママたち

ガスパールです。
こんにちは

1月6日に福岡市立東市民センターで、一般財団法人「福岡おやじたい」主催の「笑顔と絆のスクラム Part4」共に生きる 社会の現実を目指してへ行ってきました。

ホールでは少しでしたが、翔子さんと宏介さんの作品が展示してありました。






はじめにダウン症の書道家である金澤翔子さんが、席上揮毫(せきじょうきごう)を披露して下さり、「共に生きる」のことばを書き上げました。



出来上がった作品を最後にロビーでお披露目↓



続いては翔子さんのお母様・泰子さんのトークショー。
トークショーの間に、自閉症の画家・太田宏介さんのライブペイントが始まりました。
 
 題名:秋田犬とタンポポ


42歳の時、初産で産んだ翔子さんが、ダウン症とわかり、私は世界一不幸だと5年程、暗い気持ちで生活していたそうです。翔子さんが地域の小学校へ通い始め、上手くいっていたにもかかわらず、4年生から転校を余儀なくされたかつての苦悩を振り返り、今は認知され良いが時代が悪かったっと語られていました。

書道家である泰子さんの横で、翔子さんは「書いていればお母様は喜んでくれる」とずっと一緒に書いていたそうです。20歳の時に、1回きりだと思い銀座書廊にて初の個展を開くと、注目が集まり、国内外で約290回今までに個展を開催。画集も20歳で発行。
その後、書道家・翔子さんは有名になり、日本代表として、ニューヨークの国連本部で立派にスピーチをし、お母様はその時「お母さんは世界一幸せ」と翔子さんに伝えたそうです。

目標にしていた"30歳から一人暮らしをする"を実現し、2年3ヶ月が経過しますが、翔子さんから実家へ帰って来たことは1度もなく、食事や掃除など全て自分でこなし、近くにある商店街の方々と良い関係を築き、うまく街に溶けこんでいるそうです。寒い日に、街路樹の葉っぱを掃いている姿を見かけたお母様は、涙がこぼれたと語られていました。



休憩を挟み、続きまして両家お母様と林田スマさんのトークセッション。太田宏介さんのお母様・愛子さんは、小さい頃は多動で、警察にお世話になったりもしながら、毎日をバタバタと生活していた。7歳離れた兄と8歳離れた姉もいたし、途中からご主人の親との同居も始まり、とにかく宏介さんがパニックや問題を起こさないように、気を付けていたそうです。将来が不安で、大きくなってほしくないと思っていたと語られていました。




宏介さんは手先が器用で、粘土遊びが得意な姿をみて、何かさせてみたいと思っていた10歳の時、知人の紹介で松澤造形教室に通い始める。造形教室なので、陶芸だろうと思い込んでいたら絵画教室で、初めは線もかけなかった宏介さんに根気強く指導して下さり、今も週2日通っているそうです。
今では自分でスケジュールを組み、週2日の絵画教室と週5日の工房まる通いと、週6日水泳をやりこなしています。素晴らしいですね。

両家で共通していたのが、20歳が大きな転機でお二人とも画集を発行。愛子さんはその画集を色んな美術館等へ送ったそうです。翔子さんは個展を開催。

トークセッションの終わりかけに宏介さんの作品が出来上がりました。

宏介さんの出来上がった作品↓





我が家の自閉症の息子は小1。もうすぐ7歳です。20歳まであと13年。私も愛子さんと一緒で、大きくなってほしくないと思っています。
けれど今日ゆっくりだけど、日々成長して立派になっている翔子さん(32)と宏介さん(36)にお会いし、とても明るい気持ちになりました。

私も何か息子が20歳なるまでの目標を立てようと思います。



そんな息子くんは、ことばでのコミュニケーションは苦手でジャーゴン(宇宙語)やエコラリアばかりですが、絵での表現力はあります。キャラクターに片寄っていますが・・・。

 題名:めいちゃんを探すネコバス


 題名:となりのトトロとさつきちゃん


 題名:木の上でネコバスを呼んだトトロ


 題名:ネコバスに乗るどんぶりまんトリオ
↑大好きなネコバスとどんぶりまんトリオのコラボ作品(笑)

時には自分にも描いてます(笑)


場所を問わず、どこでも絵を描きます

好きなように描くことしかできないので、現在は絵画教室には通っていません。好きなことを引き出し、伸ばしてあげたいのですが、どうしらた良いのでしょう。私には絵の知識がありません。
福岡市東区近郊に障害児を受け入れて下さる絵画教室があれば教えて下さい。

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