10月の支援の会 | 福岡の自閉症児ママの療育ブログ

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自閉症などの発達障がいと向き合う福岡在住のママたち

こんにちは
久しぶりに支援の会に
参加したガスパールです。

先月、発達教育センターにて
この相談会は意味があるのかしら?
っと思いながら就学相談を受けて
参りました。

就学先は「地域で育てたい」という
思いから、支援学級に行かせたい!
とずっと考えておりましたが、
地域の小学校の支援学級レベルが
高過ぎて、息子がここにいる姿を
想像できず、マイペースで多動な
息子には、支援学校が居場所として
あっていると考え始め…支援学校に
するつもりです。


さて、今日はそんな支援学校に
勤務されていた先生をお招きして
「福岡市における特別支援教育の現状」
や「就学相談の流れ」についての
学習会でした。



〈福岡市〉
知的障がい特別支援支援学校
・東福岡特別支援学校
・福岡中央特別支援学校
・若久特別支援学校
・生の松原特別支援学校
・屋形原特別支援学校
・博多高等学園
以上6校です。

博多高等学園を卒業しても一般の高校卒業程度には値しないそうです。

肢体不自由特別支援学校
・南福岡特別支援学校
・屋形原特別支援学校
以上2校です。

病弱特別支援学校
・屋形原特別支援学校
以上1校です。

福岡市における特別支援学校は屋形原が重複しておりますので、計8校です。
これは全国規模で見ると上位です↓



私たち福岡市在住の親としては足りていないように感じますが、全国的に見ると上位なんですね。
全国的に足りていないと感じている親御さんが多いでしょう。

各特別支援学校が設立された当時は、充分な教室数だったのでしょうが、数十年経った現在、予測できない程生徒数が増え、全く足りていないのが現状のようです。

私の住む地域にある東福岡特別支援学校は、総生徒数236名(H28.5)。

足りていない分は1つの教室を2つに区切って使っているようです。1教室が大変狭くなるし、聴覚過敏な生徒さんにとっては気になって、落ち着かない。不便なようです。

現在新校舎を増設中ですが、増設だけでは根本的な解決にはならないのではないか…今後さらに生徒数が増加することを予測して、支援学校を増やしたり、特に高校生の数が増えているので、高等学校を別で設立する必要がある。

しかし、予算の問題や設定義務が県にあって市にはないこと、教室の設置基準が特別支援学校にはないこと等から、なかなか設置に至らないようです。

安倍晋三さん・高島さん予算を
がっつりくださーい!
お願いしますおねがい


通級指導教室数も全く足りておらず、LD・ADHD等通級指導教室(小学校)は福岡市に11校↓



H28年度に通級判定が出た児童数(小学校)は221名、そのうち待機児童は111名です。つまり障がいがありながらも普通級で頑張っている111名は通級に行けずにいるのが現状。待機になってもなんのフォローもないそうです。
教育委員会は、できるだけ増やしたいと考えてはいるようですが、こちらも予算の問題でなかなか進行せず…。



先生が数年ぶりに特別支援学校に着任して、入ってくる新1年生が、とても落ち着いているように感じたそうです。これは幼児期の支援が整ってきたことが背景にあるのかもしれません。そして、どんな重い障がいがあっても成長していることを感じたそうです。
また、先日行われたパラリンピックの取り扱いが、良くなったと感じたそうです。障がい者を取り巻く法律の施行や、合理的配慮が進んだことが、関係しているのではないかとおっしゃっていました。


続いて就学相談についてのお話。

発達教育センターにて7月~9月に行われます。
詳しい内容はこちら
先月センターへ行きましたが、入り口でくつを脱いで、2Fの受付へ。吹き抜けだからか、行く日のお天気によってはエアコンの効きが悪く、蒸し暑いです。我が家は13:30~だったので、13:00に行き就学時健康診断も受けました。スムーズに終わり1時間半程で、健診も相談も終わりました。就学相談の時間が14:30や15:30の方は待ち時間が長いようでしたので、健診受付最終時刻の14:00を目指して行けば良いと思います。


11月頃に出る総合的判断に保護者が同意すれば、就学先の決定。異なれば再相談となります。

就学相談についてはしょってしまいましたが、最後にママ達の質問に答えていただいたことを書きますね。

Q1.通級の先生は教員免許のみ?特別支援学校の先生は?

A.通級の先生は基本教員免許のみ。特別支援学校は支援学校の枠で採用がある。


Q2.支援学級と支援学校で悩んでいるのですが、どうやって決めればよい?支援学校は、こどもの将来を狭めてしまうのではないか心配。

A.今のこどもの状況に応じて考えれば良いと思います。支援学級は生徒8名に教員が1名の編制、支援学校は単一障がい児童6名に教員が1名・重複障がい児童3名に教員が1名の編制です。手厚いのは支援学校です。


Q3.通級の待機児童になった場合のフォローはありますか?

A.ありません。必要性の高い児童順で受けているので…。


Q4.博多高等学園を卒業したら高卒になりますか?

A.なりません。一般の高校卒業程度に値しません。


Q5.特別支援学校の生徒の就職先は?就職率は?

A.一般企業からの推薦も少ないですがあります。メインは作業所です。ほとんどの生徒が就職している。

↑この就職についての質問に、先輩ママからこんな補足話がありました。実際に一般企業に就職した障がい者のお話です。企業は3ヶ月間雇えば国からの補助金がもらえるので、3ヶ月でクビ切りする悪質な企業がある。ただでさえ、新しい環境になれるのに時間がかかるのに、あんまりな対応です。一般企業ばかりを目指して頑張らなくても良いのかもしれません。親はついつい高望みしてしまいますが…(反省)滝汗



数日前の西日本新聞に、こんな記事が2つ掲載されておりましたので、リンクを貼り付けます。
支援員についての記事
特別支援学校3校新設についての記事




*****
次回の支援の会
日時:11月30日(火)10:30~
場所:美和台公民館2F児童等集会室
  (福岡市東区美和台1丁目3-12)
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ブログを見ての参加は大歓迎です!予約連絡はいりませんので、直接美和台公民館へお越し下さい。小さなお子様連れも大歓迎ですし、飲食も可能です。
駐車場も公民館の脇にあります。
お待ちしております。

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