3月15日(日)に開催を予定しておりました「第39回福岡文化系読書会」ですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、参加者各位の安全と健康を最優先に考慮して、中止させていただくことになりました。
楽しみにしていただいていた参加者様には、ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
なお、4月の読書会は通常であれば第3日曜日の19日(日)に開催となりますが、
状況を見て3月中に判断し、改めてHP・SNS上でご案内したいと思っております。
引き続き、スタッフ一同、読書会を盛り上げるべく尽力して参ります。
ご自愛のほどお祈り申し上げます
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2019年11月8日(金)19時半
「第1回映画喫茶」
天神・風街
イベント概要
映画好きの参加者さまからのリクエストにお応えし、天神の喫茶店で映画について語る会「映画喫茶」を開催します!
第1回のテーマは「仕事」。各自テーマに沿った作品をお持ちいただき、その作品についてみんなで語り合いたいと思います。多少テーマから外れていてもOKですので、初めての方もぜひお気軽にご参加ください♪
イベント詳細
【イベント名】
・「第1回映画喫茶」
【テーマ】
・「仕事」に関する映画
【開催日時/場所】
・2019年11月8日(金)19時半、天神・風街
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40004346/
【費用】
・参加費500円+飲食代
【持ち物】
・「仕事」に関するオススメの映画
・筆記用具
連絡事項
- お申込み時に「映画喫茶」に参加をご希望の旨、一言ご記入ください(読書会の申込みと区別するため)。
- 本HPのフォームよりお申込み後、後日弊会より確認メールをお送りし、申込み手続き完了となります。
- お申込みの際は、PCメールが受信可能なメールアドレスからお申込み下さい。
- キャンセルの際は、お手数ですが事前にご一報下さい。無断キャンセルはご遠慮下さい。
お申込み・お問合せ方法
下記の福岡文化系読書会ホームページのご参加お申込み専用フォーム。または、読書会TwitterのDMからお申込みください。
福岡文化系読書会/ご参加お申込み専用フォーム👇
https://fukuokabunka.amebaownd.com/pages/986906/page_201705061539
福岡文化系読書会Twitter👇
4月21日、天神・酒場のシャトルで、「春の新歓コラボ読書会 テン大books×福岡文化系読書会」を開催し、多くの方々にご参加いただきました。皆さま、ありがとうございました!
本項では、当日参加者の方々を対象に、匿名で実施させていただいたアンケートの結果を抜粋して掲載。頂いたご回答は、両会の主催者間で共有し、今後の運営の参考にさせていただきます。
なお、開催レポートは別途、近日中に弊会Twitterおよび本ブログにて掲載予定です(スタッフ1号)。
*****
【回答数】
・33
【今回のイベントの満足度を教えて下さい】
・満足:18
・ほぼ満足:13
・普通:2
・やや不満:0
・不満:0
【今回のような通常の読書会とは異なる企画性のあるイベントをまたやってほしいと思いますか?】
・思う:26
・どちらでもよい:4
・思わない:0
【イベントのよかったところ】
・読書会としても楽しかったですし、お店が素敵でした。
・ 1人1人じっくり話ができたところがよかった。他のテーブルの話も聞けたらよかった。
・他の読書会の雰囲気が知れて良かった。
・初めてだったので、緊張しました。次回はもっと楽しめそうです。
・色々な本・人に出会えたこと。
・今まで読んだことがないようなジャンルの本を知れたところ。
・手にとって読むことがない本を知ることができてよかったです。年1回でもいいからコラボで読書会していただけるとうれしいです。
・本好きな方々のオススメの本が知れて、知識の幅が広がりました。思っていたよりも明るい雰囲気で楽しめました。
・参加者の数が多いので色々な本が知れて良かったです。
・みなさんのオススメを聞いて、読書意欲がわきました。
・1人1人にしっかりと話をする時間があったところ。
・普段読まないような本、手にとらないような本を知ることができて良かったです。
・人が多くて楽しかった。
・知らない本を知れたこと。
・多くの方が参加されてビックリしました。
・色々な人と作品を知ることがいい。
・みんな明るく話せたこと。
・普段と違って本の背景とか詳しく聞けて面白かったです。
・初めて違う読書会に参加しました。各会の持つ雰囲気が違ってきんちょーしましたが、楽しかったです。また参加してみたいです。
【イベントの悪かったところ】
・人数が多いせいか声が聞き取りにくい。
・机が長く、はしっこの人の声が少し聞こえ辛かったです。丸テーブルとかなら聞こえやすかったかな?と思います。
・個々の発表が少し聞き辛いところもあった。
主催者コメント
「この度は、せっかくご参加いただいたにも関わらず、ご不便をおかけして申し訳ございませんでした。
現状、諸々の条件的に止むを得ない面もあるのですが、会場BGMの音量を下げる。ファシリテーターの増員ができた暁には、グループを増やすなどの対応をとってまいりたいと考えております」
【今後やってほしい企画があれば教えて下さい】
・今日のようなコラボ企画。
・また合同をしていただきたいです。
・テーマしばり。
・テーマを決めての読書会があっても良いと思います。
・ハッピーエンド特集。
・作家さんを決めて読書会があると楽しそうだな、と思います。
・課題図書つき。
・誰か作家を呼んで読書会をやる。
・屋外でできたらいいなと思う!
・色々な情報を知りたい。
主催者コメント
「テン大books様とは、主催者間でまた何かしらご一緒したいとお話させていただいておりますので、両会の今後の活動にぜひご期待ください!また、ご要望などがある場合は、双方のスタッフまでお気軽にお申し付けください。
『テーマを設けた読書会』については、毎月テン大books様が開催していらっしゃいますので、まずはそちらにご参加いただければと思います。
『課題図書制の読書会』については、小説なら福岡・ネジの会様や、北九州・木曜読書会様およびその分科会・サタデー読書会様。人文書なら福岡・社会科学周辺読書会様などが開催していらっしゃいます。
弊会でテーマ・課題図書制の読書会の開催をご希望の場合は、少人数の分科会という形であれば可能かもしれません。ご希望のテーマや課題図書などがお決まりの場合は、今後ご参加いただいた際にスタッフまでお気軽にご相談ください」
【その他、ご意見・ご感想・ご要望があれば教えて下さい】
・ありがとうございました。良い時間でした。
・楽しかったです。ありがとうございました。
・楽しかったです。企画していただきありがとうございます。
・素敵な場を提供して下さり、ありがとうございます。今日は予定があってランチに参加できませんでしたが、名残惜しいです。次回も参加したいです。
・ぜひ、また参加したいと思いました。
・楽しかった。読んだ人の感想が直に聞けるのがいいです。
今回は過去最多の31名様にご参加頂いたほか、イベント告知コーナーでは、さきごろ発足した短歌サークル「ふと歌会」(@futokakai )、福岡映画サークル協議会の両会にその活動をご紹介頂きました。次回は福岡テンジン大学の読書サークル「テン大books」との初の共催企画「春の新歓コラボ読書会」です!リピーター様をはじめ「読書会自体初めて」という方も、この機会にぜひお気軽にご参加下さい!(スタッフ1号)
休日の昼飲みをこよなく愛するくらいお酒が好きな私ですが、参加者の方のバー17軒ハシゴ話はさすがについていけなかったっす。素晴らしい人がいるものですね。尊敬!皆様の紹介頂く本がかなりいい感じにとっ散らかって(失礼!)良い刺激を受けてます。(スタッフ3号)
さて、短歌サークル「ふと歌会」(@futokakai )は次週が第0回!まだ間に合う!?
情報確定しましたので再掲です。
— ふと歌会 (@futokakai) 2019年3月16日
【ふと歌会・プレ回】
日時:3/30(土) 14:00~
場所:福岡・天神(詳細はDMにてお知らせ)
・自由詠1首
・参加費500円
参加希望のかたは気軽にお問い合わせください!
そして、参加頂いた矢倉先生が以下の連載中の 書肆侃侃房産の記事で今回の読書会の模様を扱っていただけるそうです! 先取して内容を少しかじってしてしまいましたが、さわりでも面白かったです!他の方の記事も面白いですね~。
🍿🍿現代アメリカ文学ポップコーン大盛 更新!!🍿🍿
— 書肆侃侃房(しょしかんかんぼう) (@kankanbou_e) 2019年3月21日
第4回 九龍に充実するオルタナティヴなリアル(吉田恭子)
アイオワ大学の国際創作プログラムに触発されて始まった香港バプテスト大学の国際創作ワークショップ。滞在中の吉田恭子さんによる現場からの報告です!https://t.co/jjX8Yc3kC8
そして、次回はなななんとテン大Booksさんとコラボ!!いろんな人の話が聞ける(たぶん!)特大号なのでお楽しみに!
📚2019年4月の開催予定📚
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
現在参加申込受付中のイベントは下記の通りです♫
🌸4月21日(日)10時半、中央区・酒場のシャトル「春の新歓コラボ読書会」
🌸参加費500円(高校生以下無料)+ドリンク代
初参加大歓迎❗️詳細・問合せは、下記HP申込フォームまたはDMで😊https://t.co/t5tmJhLswe pic.twitter.com/HiaZVarwYG
では、第27回開催レポートお楽しみください!
3月17日、大名・酒場のシャトルで「第27回福岡文化系読書会」を開催し、過去最多の31名にご参加頂きました😊❗️皆様ありがとうございました🙌
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
当日紹介された本は次の通りです♫ pic.twitter.com/HDcjDXgSo4
【参加者】上田岳弘『ニムロッド』講談社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「テクノロジーの進展とそれに伴う問題をテーマとして取り上げる所が興味深くて、その問題について色々な角度から更に考えさせられた」 pic.twitter.com/2vPKRXtsHo
【参加者】宇都宮敦『ピクニック』現代短歌社 pic.twitter.com/TYyJoNYZeb
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
【参加者】小野寺史宜『ひと』祥伝社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「淡々とした文章で、人と人との繋がりの中で、彼の人生を挫いては立ち上がらせ、何度も再生しながら成長していく物語。読み始めると没頭し、離れると心に残っている。突飛な事は起こらないけれど、凄く引き込まれて感動する」 pic.twitter.com/1nBn2C5zSe
【参加者】恩田陸『上と外』(上下巻)幻冬舎文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「手に汗握るジェットコースター的展開。中学生の練がやってのけるサバイバル術に胸がすく思いがします。初期の恩田さんイチオシです」 pic.twitter.com/DYERzRDP0y
【参加者】門田隆将『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』PHP研究所
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「あの未曾有の大事故。その現場では勇気を超えた覚悟があった。その覚悟が『カッコイイ』」 pic.twitter.com/EaxyxjkCBI
【参加者】河合隼雄『こころの天気図』PHP研究所
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「気が滅入った時に読む事をおすすめします」 pic.twitter.com/nUA1iW9fRJ
【参加者】瀬戸内寂聴『諧調は偽りなり 伊藤野枝と大杉栄』(上下巻)岩波現代文庫 pic.twitter.com/RzcN8j5MNb
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
【参加者】ドナルド・キーン『ドナルド・キーン自伝』中公文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「素晴らしい日本文学者であり、世界へ日本文学を紹介した第1人者でもある著者の自伝。幼少期からの異文化体験、戦争を通じた日本人の日記との出会い、多くの文豪との交流をユーモアと愛情溢れる文章で綴る」 pic.twitter.com/JCJ6OjhWTl
【参加者】幸田文『父・こんなこと』新潮文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「父・幸田露伴と次女・文との晩年から死に至るまでの、その事を、彼女流の独特の文体で書いた初期の、今までは考えられない『しつけ』と情と恩、そして死の局面の心温まるシーン」 pic.twitter.com/z3hdZc9ap3
【参加者】小林秀雄『小林秀雄全作品(21)美を求める心』新潮社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「『美には人を沈黙させる力があるのです』。芸術とは何だろう、美とは何だろうと考えていた高校時代に出会った批評の神様・小林秀雄の1冊。小・中学生向けに書かれた優しい文章です」 pic.twitter.com/mbv9B2I37w
【参加者】佐藤快和『海と船と人の博物誌百科』原書房 pic.twitter.com/K2W9k6lrqm
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
【参加者】西原理恵子『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』KADOKAWA
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「女性は我慢したり、自分を犠牲にしたり、自分の幸せを人に譲ってしまうのではなく、幸せは自分で作るという事が大切。良い子になるのも大切だけど、多少は我儘になった方が幸せになれるという事を考える切掛に」 pic.twitter.com/GQvzyGwwO1
【参加者】坂木司『和菓子のアン』光文社文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「美味しそうな和菓子がたくさん出てくる優しいミステリの本です」 pic.twitter.com/k4imkz0a8j
【参加者】柴田真紀『僕たちの錆れた心が嘘みたい』角川文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「エバーグリーンな1冊です。嬉し恥ずかし。音源と一緒に楽しみたい」 pic.twitter.com/Y7LM9BR6HV
【参加者】永井豪『ダンテ神曲』(上下巻)講談社漫画文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「ギュスターヴ・ドレの絵画を上手く換骨奪胎してエンタメ性の高い作品になっている。元の作品も読んでみたくなった」 pic.twitter.com/DIofTQZjxX
【参加者】夏野雨『明け方の狙撃手』思潮社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「ほっこりする詩集です。癒し効果があります」 pic.twitter.com/5FlcxKJ6zg
【参加者】原田マハ『永遠をさがしに』河出文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「あり得ないシチュエーションの中で種々の条件が揃うとあり得る名作。ぜひ読んでみて下さい」 pic.twitter.com/xUOxR5iWdd
【参加者】松尾スズキ『クワイエットルームにようこそ』文春文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「泣き叫んでいる人間が正気を失っているのか? それとも泣き叫ばせるまでその人を追い込む人間が狂っているのか? ダイレクトな笑いの裏に隠された痛みの物語」 pic.twitter.com/DoRFjnKdBK
【参加者】三秋縋『三日間の幸福』メディアワークス文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「主人公の思っている事や、周りから言われる事が自分に当てはまりすぎて感情移入しました。途中は自分が主人公だったら耐えられないと泣きそうに。まだ十数年しか生きていない自分の考え方や人生を考えさせられた大切な1冊です」 pic.twitter.com/LpNyK72qqI
【参加者】三浦しをん『愛なき世界』中央公論新社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「植物研究に没頭する女性が周りに支えられながら成長していく物語。脱力キャラの男性と恋に発展していく様もほのぼのしていて面白い。本屋大賞ノミネート作品」 pic.twitter.com/NJ1as4YQJF
【参加者】三島有紀子『しあわせのパン』ポプラ文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「北海道の月浦にある1軒のオーベルジュのお話です。このお店に来る悩める方々が温かいコーヒーとパンとともに前向きになって帰っていく。そんな不思議な温かさのあるお店に1度行ってみたいなと思いました」 pic.twitter.com/I3ITvjaTuO
【参加者】森絵都『カラフル』文春文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「同じ起こった事実でも、その時は分からなくても、自分自身が成長すれば、実は色々な見方ができて、悪かった出来事が、実は良かった事に引っくり返る事もある、と気付く事ができる/自分の世界ももっとカラフルにできるんじゃないかと少し希望が持てました」 pic.twitter.com/AeqpvTMsVL
【参加者】薬理凶室『図解アリエナイ理科ノ教科書』三才ブックス
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「過激な暴力表現、不謹慎な差別表現に偏った本。10年ほど前からのファブラボから、現代のテロリストの資料として、肝は書いていないものの、入り口としてはもって来いの数冊の中の1冊です」 pic.twitter.com/aVmRqDZg09
【スタッフ2号】『ユリイカ/総特集『シン・ゴジラ』とは何か』青土社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「私にとって最高のお仕事映画であるシンゴジ/様々な考察やインタビューが読めて楽しい。この映画を観ると仕事のモチベが上がる。と同時に本書を読む事で、作品の魅力を再確認出来るのでシンゴジ好きにはオススメの増刊号です」 pic.twitter.com/tdJ0BH63P6
【スタッフ1号】ステフン・クヴェーネラン『MUNCH』誠文堂新光社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「ノルウェーの漫画家によるムンクの伝記グラフィックノベル。客観的事実より主観的真実優先な所が前回紹介したN・ベイカー著『U&I』と共通(伝記文学界のトレンド?)。ムンクの作家性にもマッチしていて面白い」 pic.twitter.com/6xM0tcdd5U
【参加者】エムナ・ベルハージ・ヤヒヤ『見えない流れ』彩流社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「チュニジアの文学作品を日本で読める事が本当にありがたい事だと思います。遠い国、イスラムの国、そこに暮らす人々の日常と心が、私達と変わりない事を知る事ができる。文学と翻訳への感謝を感じます」 pic.twitter.com/nj28Rs7LZC
【スタッフ3号】ニール・ゲイマン『物語北欧神話』(上下巻)原書房
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「北欧神話をゲイマンが物語化という事で即買い!ロキだけじゃなくトールやオーディン等の神々が騙す、殺す、奪うのやりたい放題なのが笑えて手が止まらないほど面白かった。北欧の人々は厳しい自然だから神には期待しないのかな」 pic.twitter.com/lhEJNRCZVi
【参加者】Richard Gray“After the Fall:American Literature Since 9/11”wiley blackwell
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「9.11という混乱を言語化しようとする試みには2つの傾向があった。アメリカの犠牲者とそのトラウマを特権化するものと、国際的な視野に基づいて国や文化の境界を揺るがすもの(続) pic.twitter.com/WxNJIRepbf
(承前)著者は前者を失敗作、後者を成功作と位置付け、文学批評に一石を投じた」
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
【参加者】海野弘監修『ハリー・クラーク』パイインターナショナル
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「日本では多分E・ポーの本の挿絵画家として知られている人物。本職はステンドグラス作家だった事やアーツ&クラフツ運動やケルトの伝統文化、ジャポニズム等との関連も知る事ができます。画集として眺めるだけでも楽しい本」 pic.twitter.com/JnS0hgwP5B
【参加者】コンラート・ローレンツ『ソロモンの指環 動物行動学入門』ハヤカワ文庫NF
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「動物行動学者である著者の動物観察エッセイ。私はそれほど動物が好きな訳ではないのですが、登場する動物がことごとく魅力的に見えてきます」 pic.twitter.com/trkQ9yMXgs
【参加者】ベルンハルト・シュリンク『朗読者』新潮文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年3月21日
「普段、余り手にしない海外の本を前提知識なしで久しぶりに読みました。前半部分が凄くガッツリとした恋愛小説だったのでどうかなと思ったのですが、後半凄く深い内容に入っていったのでびっくりしました」 pic.twitter.com/fczfWLx3YM
今回は先ごろ発足した市内の文学系史跡巡りサークル・ユメノマタ夢(@yumenoyume09)を始め、テン大books、福岡映画サークル協議会、北九州・木曜読書会(@mokuyou_dokusho)などの県内の文化系サークル関係者様。また、米文学ファンには嬉しい素敵なゲスト様にもご参加頂き、充実した回となりました!各会のご活動は本アカウントでも随時お知らせして参りますので、皆様ぜひご参照の上、お気軽にご参加下さい!(*文末に各サークルのリンクあり)(スタッフ1号)
私は諸用があり欠席してましたが、皆さんの紹介本が濃い…!特に涙香の超訳を乱歩が現代語訳とか、円城塔の小説のストーリーのような実際の本があるのですね。めっちゃ面白そうで気になりました。あとは、SFファンタジア見たかった…欠席すみません…(スタッフ3号)
2月17日、大名・酒場のシャトルで「第26回福岡文化系読書会」を開催し、24名様にご参加頂きました😊!皆様ありがとうございました🙌
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
当日紹介された本は次の通りです。 pic.twitter.com/5Leg62XhJH
【参加者】小川洋子『琥珀のまたたき』講談社文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「母と兄弟4人が末娘の死によって母が兄弟を守る為に監禁する状況を作ってしまいますが、兄弟は其々の特技や想像力を働かせて幸せに暮らそうとします。兄弟の豊かな想像力とそれでも埋められない心の傷が著者ならではの細かな描写で書かれている作品」 pic.twitter.com/jTGU4stsez
【参加者】貴志祐介『天使の囀り』角川ホラー文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「最高に気分が悪くなります。この本を読んだ後には肉類は食べられません。でも、それが癖になってしまって、何度も何度も読み返しては吐き気が……。伏線が緻密でミステリ好きには堪らない1冊です。読む場合は本当に注意して下さい」 pic.twitter.com/llGXibAUNJ
【参加者】貴戸理恵『「コミュ障」の社会学』青土社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「本書は『コミュ障』について書かれた本ではない。『ひきこもり』について書かれた本である」 pic.twitter.com/oXzJFDUDmq
【参加者】黒岩涙香、江戸川乱歩訳『死美人』河出書房新社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「ガボリオのルコックシリーズのパスティーシュ『ルコック氏の晩年』をボアゴベが書いて、それを涙香が訳して(極端な意訳)、乱歩が現代語訳した、という経緯だけでも面白いです。新聞連載だったのでワクワクドキドキの展開‼︎」 pic.twitter.com/PHGBZbIOJo
【参加者】斎藤茂太『茂吉の体臭』岩波現代文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「短歌の巨匠・斎藤茂吉を長男・茂太が身近な事などにふれて書いている興味深い本。外面が良く、内面が悪いなど、そして気が短い、人間らしい面が多い。次男・北杜夫が、短歌はあんなに素晴らしいのに、身近に接すると、まるで別人と述べている」 pic.twitter.com/XDUTL3MaMR
【スタッフ2号】
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
司馬遼太郎『新撰組血風録』角川文庫
「私の人生の方向性を決定づけた本。歴史の面白さ、読書の楽しさ、物語に没頭する恍惚感……そういったものを全て教えて貰った。色んな時代小説を読んだけど、この時期のシバリョーを超える高揚感に満ちた文章にはまだ出会っていない」 pic.twitter.com/2B1U3nGjie
【参加者】Jam、名越康文監修『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』サンクチュアリ出版
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「SNS疲れ。ブラック企業から抜け出せない。人間関係に悩む現代人にとってハッとさせられる1冊です。私も何度となく読み返して癒されました。ネコのマンガもほっこりします!」 pic.twitter.com/uoT07399h2
【参加者】谷川浩司、河合隼雄『無為の力』PHP研究所
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「ただただ何もしないでいること(無為)の難しさ、素晴らしさがよくわかります」 pic.twitter.com/CnknvjTl8x
【参加者】永美太郎『エコール・ド・プラトーン⑴』リイド社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「1923(大正12)年、大阪。関東大震災後、『大大阪』の愛称で親しまれる大阪にモダニズム文化が花開いていた。そこに集う文士達の、青春群像劇開幕」 pic.twitter.com/dQGljVbU7o
【参加者】新美南吉、かみやしん『でんでんむしのかなしみ』大日本図書
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「どのような売れている映画やベストセラーでも泣いたりしなかった自分が唯一読んで涙を流した本。自分が泣くことはあまりないので凄い本だと思った」 pic.twitter.com/8LG5mfYhW5
【参加者】ひすいこたろう、白駒妃登美『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』祥伝社黄金文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「日本史が好きな方も苦手な方も人生に悩んでいる人もいない人も、つまり、どんな方にもオススメの本です。『得か損か』ではなく『粋か野暮か』、そんな判断基準を教えてくれる1冊です」 pic.twitter.com/fLj0jyRCVx
【参加者】深緑野分『戦場のコックたち』東京創元社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「私がほとんど知らない、アメリカ軍のフランスでの戦闘が描かれています。各章毎に所謂『日常の謎』が起こります。ミステリ小説ではありますが、起こる場所は明日をも知れない戦場、という私が今まで読んだことのない作品です」 pic.twitter.com/jsvNXtLiol
【参加者】福田ますみ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』新潮文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「嘘を平気でつく人間の心理、嘘で被られた被害者の苦悩を描いたノンフィクション・ドキュメンタリー作品です」 pic.twitter.com/pbVCAknxMG
【参加者】三島由紀夫『天人五衰 豊饒の海(四)』新潮文庫
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「輪廻転生、仏教、神道、戦前と戦後日本、タイ、インドなどに渡る非常に規模の大きい『豊饒の海』のシリーズの結末として、とても面白く読みました」 pic.twitter.com/KiJ9kM4AX8
【参加者】水野敬也『夢をかなえるゾウ3』飛鳥新社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「辛いこと、苦しいことが沢山あるけど頑張る人生と、楽をして人を使ったり人のせいにしたりして自分の楽を追求する頑張らない人生。ガネーシャは、人間は2つの生き方から1つを選べると教えてくれます」 pic.twitter.com/FQVukcQdz5
【参加者】夢野久作と杉山三代研究会事務局『夢の久作のごとある』不知火書房
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「最初は夢野久作に興味を持ったのが始まりでしたが、杉山三代(茂丸・久作・龍丸)にも興味が広がり、日本の近現代やアジアにも興味が出てきました。久作の人物像を知りたい人、杉山三代の入門書としてもおすすめです」 pic.twitter.com/GuyVqIYDUS
【参加者】『SFファンタジア』学研
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「買ってはイケない……」
【スタッフ1号】ニコルソン・ベイカー『U&I』白水社
— 福岡文化系読書会 (@fukuokabunka) 2019年2月28日
「印象論や調査不足など、評伝を書く上での禁じ手で描かれた私的アップダイク伝。それでも深く、面白い作品たりえているのは、偏に著者の文才の為せる業なのだろう。故・藤澤清造への妄執を語る西村賢太作品の魅力に似ているように思った」 pic.twitter.com/2VZs03P0m6
【参加者】ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡 迷宮』岩波現代文庫
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「連作短編集。30話が少しずつ繋がりを持っています。夢のように脈絡を欠いた、流動的なストーリーを楽しめる方向けです」 pic.twitter.com/zGpbr6Xwrz
【参加者】①エリック・ハズペス『異形再生』原書房/②江本創『幻獣標本箱』風濤社
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「幻想世界の住人達の解剖図と標本を扱った本。古典では『鼻行類』や『平行植物』等がある。最近ではモンスターの本が多く出ている中で、世界的には『異形再生』、日本を代表するならば『幻獣標本箱』の2冊が面白い」 pic.twitter.com/mCjF5f51eb
【参加者】ジョージ・オーウェル『1984年』ハヤカワepi文庫
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「設定が斬新。それを活かす話の運びも見事。憎悪時間、二重思考などのアイデアが良い。1949年作だが、後の北朝鮮などのシステムによく似ているのは驚く。参考にしたのだろうか?」 pic.twitter.com/TwaOtRDJqJ
【参加者】ガッサーン・カナファーニー『ハイファに戻って/太陽の男たち』河出文庫
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「自分の住む世界とはかけ離れすぎていて何を言えばいいのかわからなくなる。これはイスラエルで今も現実に起こっている悲劇の物語」 pic.twitter.com/3YClHEr9Ho
【参加者】レベッカ・ソルニット『ウォークス 歩行の精神史』左右社
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「歩くことと思考の関係を様々な歴史や事象から考える1冊。著者の話を聞いてさまようような感覚。個人的に今年のベスト3に入りそう!」 pic.twitter.com/cgXEQRxNtc
【参加者】Ta-Nehisi Coates“We Were Eight Years in Power”One World
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「若手黒人知識人タナハシ・コーツによるエッセイ集。オバマが大統領を務めた8時間についてのアメリカ社会を克明に記録している」 pic.twitter.com/ipUGDwDjkw
今回ご参加いただいた文化系サークルのご案内
https://twitter.com/yumenoyume09
■テン大books
福岡テンジン大学の読書サークル。毎月第4日曜日の午前10時、天神のカフェなどで、テーマを設けた読書会を開催(テーマに沿わなくてもOK)。参加無料(要ワンオーダー)。
http://tendaibooks.blogspot.com
■福岡映画サークル協議会
年6本の映画を選び、自主上映会を開催。
https://www.fukuoka-eiga-circle.com
■木曜読書会
北九州で毎月最終木曜日の夜に課題本形式の読書会を開催。