大人に成って、幼い頃に過ごして居た。
とある物件に、行って観た。
駐車場に広がる、暗い予感から。
何やら、オレンジ色の。
魂みたいなのが、浮かんで消えた。
僕には、約束した同園生が居た。
将来は、結婚しようねと。
互いに、頷き合って居た。
だが、その物件の気味の悪さに。
僕は、引っ越さねばならなくなった。
そして、約束した同園生とは。
離れて、しまった。
…ただ、その物件は。
次々と、男性の住人が亡くなって逝くという気味の悪さに。
そのまま住み続けて居れば、最悪の状況になって居たかもしれない。
空想創作文 by しまきょう、と呼ばれた男