ラトリエ・ムッシュー2018冬 | だらだらするのがすごく好き

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東京から那須塩原市に移住した高年主婦のだらだらした日々
最近政治に目覚めた

今や食べログでは那須・塩原地区、フレンチ部門ランキングのトップとなりました。これまで寒い冬場にはお客は我々だけ。なんて日もあったけど、この日は我々以外にも何組かのお客さんがいらしてて、めでたく盛況の様子で良かったです。メニューは冬期限定の「ジビエスペシャル」。っつーとシカとかイノシシとかですかね?

 

席に着くと、プレートにはキジの羽のアレンジが。

 

そうそう、この辺はキジ、フツーに道歩いてますもんね~~

 

東京育ちのマダムと話が盛り上がります。

 

そうして最初のお皿が

キジのコンフィ スープ仕立」。

キジ肉のコンフィを濃厚なクリームスープにからめていただきます。え~~いきなりキジ!しっかり歯ごたえがあって噛むほどに旨みを感じます。

 

ジビエへのプレリュード 食前に小さな口福を」。

中央のお肉はカモだかアヒルの自家製スモークだったと思う。多分。紅玉リンゴのコンポートもすっきりした甘さで美味しいです。

 

本日の山海のジビエの自家製スモークと高原野菜のアンサンブル

中央上から時計回りに、

甘エビ、シカ、ミンククジラのクラゲ添え、マス、イワナ

と盛りだくさんの一品。ここで早々とシカが出てきました。ミンククジラは柔らかくてクセが無くてすんごく美味しかった!「快適生活」の冷凍クジラ肉を取り寄せたくなったくらいだよ!マスはふっくらしっとりでした。左上の紫人参も甘くて香ばしくて美味いんだわ。

 

那須高原の滋味溢れるジビエ達のラトリエ風ボルシチ 

フォアグラのパルフェと淡雪を浮かべて

ある意味このお皿がこの日のメインでした。ビーツと一緒に煮込まれたお肉は和牛とハト。ハトも初めて食しましたがナッツみたいな爽やかで香ばしい匂い、他には経験の無い味でしたがとても気に入りました。そうして上に写るハンバーグのお肉はなんと、

 

 

 

 

アナグマ!

アナグマぁ~~~~?シェフから説明を受けたとき何度も聞きかえしましたもん。アナグマって食えるんだ…。お味の方は風味豊か、というか野性味がある、というか、この日食べたお肉の中でいちばんジビエっぽかったです。

 

クリエーション・本日の旬鮮魚と山海のジビエのコンチェルト

鯛とアンコウのポワレ、だったと思います。多分。そういやお魚って養殖じゃなければジビエだもんね。アンコウは思いのほか身が締まっていてプリプリでした。骨まで食べられます。家ではシャケの皮をもれなく残す隣の人も抵抗無く食べてました。シラスと岩海苔のクリームソースに駿河のサクラエビを添えて。

 

本日のメイン 幻のポーク メイシャントン

メインは他にもシカ、仔イノシシから選べました。でもせっかくのジビエスペシャルの日になんで「豚」なんだ?って隣の人から突っ込まれましたけど、だってメイシャントンってここでしか食べられないから…。相変わらず味が濃厚で美味しかったですよ。もうお腹ぱんぱんだったから、このくらいの量の盛りで本当に良かった…。ソースは八角?風味の中華風。奥のてんぷらは春を感じるふきのとう。シカを頼んだ隣の人とシェアしましたが、シカ肉も柔らかくて美味しかったです。ほのかに血の香りがしましたが、ちっとも臭みを感じないです。

 

スペシャル デセール・甘美なフィナーレ

ドライりんごの下に隠れたりんごシャーベットはフルーツ感そのまま!奥のアップルパイに添えられたさつまいものペーストが特に気に入りました。

 

 

 

それにしても、この日のジビエったら、

 

・キジ

・シカ

・ミンククジラ

・ハト

・アナグマ

 

 

いや~~~、フツウ食べられないものいっぱい美味しくいただけて、お得感あったわ~~~~。「ジビエスペシャル」なんて、お客が少ない冬場のお休みメニューかしら?なんて邪推しちゃってごめんなさ~~い。