市川・国府台球場の工事はどこまで? | 笑う門には福来るのブログ

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【遅れている国府台球場の新築工事】

 昨日7月30日に、市川市の国府台球場の新設工事現場に行って進捗状況を見てきた。国府台球場は、高校野球第3ブロックの、そして地域の小・中学の野球少年達の長らくの聖地だった。

     
 老朽化で2019年12月から建て替え工事が開始。2022年春には竣工予定だったものの、市川市は新型コロナの感染拡大で緊急対策予算に転用し工事は1年遅れに。更に竣工は昨春2023年3月と思っていたが“遺跡への影響を低減するための盛土”工事が行われ、遺跡調査の影響でどんどん工事の進行が遅れている。

 

 昨年正月時点での工事現場の標識には「令和6年3月まで」と表示されていたが、現在の標識は令和7年4月末までとなっている。

 

【スタンド工事がやっと進む】
   
   

 写真は昨日の工事現場。来年の4月に竣工予定のようだが、やっとメーンスタンド、一塁側・三塁側スタンドの工事がはじまっていた。

      

 ナイター設備は既に出来上がっているようで防球ネットも張られているが、電光掲示板はまだ。スタンドを作り、最後に電光掲示板・内外野人工芝のグラウンド作りと進む手順になりそうだ。

 

 私には予想外の工事の遅れだった。2019年12月に建替え工事が始まり、既に4年半も経過している。遺跡、それはそうだ。奈良時代には、国分寺・国府がこの地にあり、この地域の行政の中心地だった。掘り返せば、遺跡はザクザクと発掘できる。来年春竣工ができれば着工して5年3ヶ月以上の長期間の建替え工事となってしまった。

 

 来年の春季大会予選は、4/2頃から4/7頃まで。国府台球場の工事中は、第3ブロックでは浦安市運動公園野球場と松戸市運動公園野球場を使用していたが、工事の様子を見ると春季大会予選に使えるかは少々心もとない。

【新球場の規模は?】
 両翼95メートル、センター122メートル。両翼は今までの90メートルよりは広いが、公式標準仕様の98メートルより3メートル短いのは残念。今後の工事の調整で延長はできないものだろうか。
     

 内外野透水性人工芝、6基の照明塔が設置され、メインスタンドは3階建で1800席以上を収容。他に1・3塁側スタンドがあり、外野席540席が現在は消えてしまった。当初観客席は4340席だったのが、3760席→3145席→1800席以上と縮小されているように思える。延面積も基本計画では約5155平方メートルから実施設計では約4647平方メートルに。

 

 旧球場は狭く、風が吹くと砂嵐が舞い、内野のイレギュラーも大いに気になったが、内野観覧席に自転車で入り込めたりして、どこか牧歌的なのんびりとした球場だった。
 

 2025年春に竣工されれば、内外野人工芝でナイター設備、スタンドにエレベータ―付の素敵な球場になり、早く観戦したいものだ。