高校硬式野球部員が10年連続の減少 | 笑う門には福来るのブログ

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【高校硬式野球部員は昨年より1,326人減少】

 7月3日の日本高野連の発表によると、今年5月末現在の高校硬式野球部員数は127,031人で、昨年から1,326人減少し、10年連続の減少となったという。最も減少したのが愛知県で130人、次いで静岡県の116人、福岡県の112人と続く。

 

 ピークだった2014年の170,312人と較べると、10年で43,281人も減った。25%も減ったことになる。少子化と相まって毎年4,300人位が減り続けたら、単純計算ではあと29年で高校で硬式野球をする選手がいなくなってしまう計算になる。

 

 加盟校数では、前年より20校減の3,798校。ピークの2005年は4,253校だったので、19年で455校減った。11%の減少。

 

 高校野球の指導者たちは、中学生が野球を辞めていくことを防ぐ方策を直ちに考えるべきだろう。「丸刈り」になるのがいやだから野球を続けない、という中学生の声が多かったが、高野連の指導もあり、ここ数年で丸刈り強制は驚くほど減ったようだ。

 

 ただ、選手本人が丸刈りを望むケースも多いようで、一昨日の当地の夏大開会式をみてもまだまだ多い。指導者による暗黙の強制がいまだにあるのかもしれない。

 

【毎年増える連合チーム】

 手元に2000年の地元千葉県の記録冊子があるが、この年は171チームが参加し、1校では9人のチームが作れず連合チームで戦ったチームは0だった。少し人数が足りないので他の部から助っ人をお願いして何とかチーム参加したチームもあったものだ。

 

 2019年では連合チームは4チーム11校だった。2022年は6チーム21校。今年の2024年は連合チームが5チームで17校。

 

 当地千葉県では、7月6日に開会式が行われ、明後日の10日から熱戦が繰り広げられる。小学生・中学生に野球の面白さと迫力を伝え、将来高校で自分も野球をやってみたいと思わせるような緊迫した試合を期待したい。