「電気自動車(EV)減速」と消費者の動き | 笑う門には福来るのブログ

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【ここ半年で一斉にEV減速報道】

 いやはや世界の自動車業界は、今どうなっているのだろう。消費者の逆襲が始まった ⁉

 

 わが家の愛車は、先代のトヨタ・アルテッツァからホンダの初代ハイブリッド車に買え換えてとうとう13年にもなった。これまでの我が家の歴史で1台の車で10年を越えたことがなかったが、現在も問題なく活躍してくれていて、何より燃費が5割増しになったのはお気に入りだ。

 

 もし次を買うなら電気自動車(EV)だと10年前位から思ってきたのだが、最近の雲行きは怪しくなってきた。

 

 北米や欧州、中国などで「EV減速」の報道がよく聞かれるようになってきた。例えばEV専業のテスラは今年1月、昨年10~12月の決算で営業利益が前年同時期より50%近く減少したと発表。

 

 米レンタカー大手の「ハーツ」は1月、保有する約2万台のEVを売却してガソリン車に再投資すると発表。フォード・ベンツ・GMなども一斉にEV減速に関連する経営方針を発表していると聞く。中国での新品EV車の屋外野ざらしのニュース映像には驚かされる。

 

 それまでは、気候変動対策・カーボンニュートラルの観点からあと5年、10年先にはガソリン車は全廃されるという報道が世界を席巻していた。ハイブリッド車に拘りEVに立ち遅れるトヨタの凋落も心配されていた。それが一体どうしたことだろう。

 

【販売が好調のプラグイン・ハイブリッド車】

 時代の寵児ともてはやされてきたEV車。ガラケーとスマホの違いと例えられてきた。それが未だ「発展途上」の製品で、購入者には未だに敬遠されているようだ。

 

 何よりガソリン車に比べて値段の高いこと。外での充電設備がまだまだ足りず、1回充電での航続距離の不安が付きまとう。遠出ドライブを計画するには、充電設備場所のチェックが最優先になる。更に80%まで充電するのに30分近くはかかる。電気代も最近では結構高い。

 

 自宅が持ち家で、給油のように充電できるならまだいいが、賃貸・集合住宅組には辛い。バッテリーなので、寒い時期には結構ヤバいことが多いとも聞く。リセールもよくないのは困る。

 

 わが愛車のハイブリッドの床下大型バッテリーは、10年又は10万キロ程度で数十万円の買い替えの必要があるとは購入時知らされなかった。EVでも、バッテリー寿命で同じ問題がありそうだ。

 

 それやこれやで、世界の自動車業界・政府が大きな笛を吹くが、消費者の消費行動は踊らず最近違う動きが続いてきているようだ。消費者の逆襲か。

 

 EV車がガソリン車より3割くらいは安くなり、1回の後続距離が飛躍的に伸びて、どこに行っても充電設備があり、充電時間も短くなれば爆発的に売れる気もするが、何年経ってもそんな動きになってこないのは何故なのか。ガラケーとスマホは、一体どっちのことなんだ?