松田聖子さんの「法学士取得」に驚き! | 笑う門には福来るのブログ

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【「中央大学法学部通信教育過程」を4年で卒業は凄い!】

 先月24日、松田聖子さん(62)が「中央大学法学部通信教育過程」を無事4年で卒業し卒業式にも出席、「法学士」を取得したというニュースが流れ、感嘆した。

 

 松田さんはこの日「中央大学で法律を学ぶことができた4年間は、私にとって素晴らしい時間でした」「大学で学んだことを糧にして、これからも仕事に励んでまいります」とコメントを発表している。

 

 私は半世紀も前に中央大学法学部法律学科の昼間部を卒業したが、松田さんは私の後輩になったということになる。

 

 松田さんは、堀越高校を卒業。デビュー当時「大学に行きたかった」と話していたという。その後もその夢を持ち続けてきたことになる。

 

 21年12月に娘沙也加さんを失った松田さんは、その時は既に中央大学生で、悲しみを忘れるためにも学業に集中していたいと考え、多忙の合間を縫って勉強の時間を作っていたようだ。

 

【「中央大学法学部通信教育過程」って】

 単に大卒資格を得るためだけの卒業も容易な通信制大学はあるようだが、「中央大学法学部通信教育過程」はそれとは全く違い、4年で卒業するのは至難と聞いている。

 

 約8割は社会人。昼間部で出席さえすればほとんど勉強しないまま4年で卒業する学生が沢山いる中、社会人として働きながら沢山のレポートを提出して合格し、科目試験にも合格して単位を取り卒業していくのは並大抵ではない努力を必要とする。

 

 「中大通教」と略される「中央大学法学部通信教育過程」は、1885年の大学開校時から「校外生制度」としてある通信教育過程で、1948年からは通信教育部を開設。通信制大学の法学部で最も選ばれ続けている伝統と実績がある。

 

 中央大学には、法学部、経済学部、商学部、理工学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部、国際情報学部があり、それらに並んで「法学部通信教育過程」がある。

 

 高校卒業者は1年生からで最短4年間、大学卒業者は3年次編入で最短2年間学ぶことになる。

 

 私が在学当時もあったが、全学部の通信教育と思っていたが「法学部通信教育過程」だったのを今回初めて知った。

 

 カリキュラムをインターネットで覗いてみたが、あまりの必修数の多さに驚いた。必修科目で、憲法、民法、商法、民事・刑事訴訟法、外国法、日本・西洋法制史、民事執行・保全法、保険法、刑事政策、国際法、法哲学、更に第二外国語、体育実技・理論、情報処理などなど、私の現役時より相当多い。

 

 1年次入学生で卒業に必要な授業科目単位は142単位以上、3年次編入学生では、卒業に必要な授業科目単位は94単位以上。更にスクーリングもあり、大学に出かけて授業も受けることがある。

 

 4単位の科目であれば、レポートを4つ提出して4つとも合格しないと試験が受けられない。最後の科目試験に合格して初めて単位が取れる。

 

 現代では、インターネットを使用しての受講が可能で、学びの上では便利な世の中になったが、各科目で学ぶ教科書は学費の他に自費で買う必要がある。やはり昔のように担当教授が出版した高額の本をそれぞれ買わされているのだろうか。

 

 学費の最低(最速)額は、1年次入学で4年間で卒業で52.8万円、3年次編入で2年間で卒業で27.3万円が必要になるとか。

 

 松田聖子さんは来年デビュー45周年を迎え、45周年コンサートツアーも企画していると聞く。後輩、ガンバレ!