関東大震災から100年 「都心南部直下地震」は? | 笑う門には福来るのブログ

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【関東大震災からはや100年】

 今日9月1日は防災の日。1923年のこの日、相模湾西部にマグニチュード8前後の大地震が襲い、都内でも震度6~7の揺れがあり、多くの建物が倒壊し大火災が発生、10.5万人以上の犠牲者が出て、200万人以上が家を失ったと伝えられる。

 

 建築物の耐震化、防火建築は100年で大幅に改善され、新建築基準法による耐震の家ならかなりの防災が期待されるという。それでも、いつ起こっても不思議がないといわれる首都圏直下型地震があり、個人の対策はどこまでできるか、暗中模索なのは我が家だけか。

 

 東日本大震災では、津波の被害が大きく、犠牲者数・行方不明者数は約2.2万人とされている。

 

【都心南部直下地震のシナリオは?】

 「今後30年間で約70%の確率で発生する」と言われている「都心南部直下地震」。マグニチュード7.3と予想され、2006年に地震予測が発表されてこういわれたので、「今後13年間で約70%」に修正されているのだろうか。

 

 東京都や中央防災会議のWGによる被害想定はこうだ。

 〇都心の一部で震度7が予想されるが、多くは震度6強か弱。

 

 〇揺れによる被害は死者最大1.1万人。高層ビルでは、倒壊はないが高層にいくにつれ震度以上の揺れとなり、大型家具やテレビなどが部屋の中で飛び交い、圧死する事故が多数発生する。

 

 〇地震が冬の夕方に発生した場合、焼失は最大41万棟、建物倒壊等と合わせると約61万棟となる。火災による死者は最大1.6万人。建物倒壊等と合わせると最大約2.3万人になる。

 

 〇停電は約5割の地域で発生し、約1週間は不安定な状況が続く。水道も都区部で約5割が断水、約1割で下水道の使用ができない。トイレの使用ができなくなる。すべての復旧は約1ヶ月と予想される。

 

 〇約2週間は、都心に物資が届かない状況になる。沿岸部は液状化し海からの支援も期待できない。道路は寸断され、ガレキで塞ぎ、放置された車で埋まる。飲料水や食料などはヘリコプターなど空から投下にしか頼れなくなる。

 

 〇交通は、地下鉄は1週間、私鉄・在来線は1ヶ月程度開通までに時間を要する可能性がある。

 

 〇避難者が暴徒化して、無人のコンビニやスーパーなどを荒らすことが予想される。

 

 飲料・食料・トイレ対策等1週間分は自衛で最低必要といわれても、さてどこまで準備できるものやら。買い置きの飲料水の箱も、封を開けないままいつの間にか消費期限切れになってしまうし。食料備蓄もしかり。今日は防災の日。