【やっと中韓からの入国制限強化】
昨日5日、政府はやっと中国・韓国などからの入国制限を強化した。ビザは無効・免除停止し、両国からの入国者は日本人を含めて全員、検疫所長が指定する場所で2週間待機してもらうという。
実際は国内の自宅やホテルでジッとしていて、公共交通機関を使わないで、と「要請」するものだという。実質的には入国拒否なのだろうが、アメリカなどのようになぜすっきり拒否しないのだろう。そして爆発的に感染者が拡大しつつあるイタリアを含めないのはなぜなのだろう。
今年1月には中国から約88万人、2月には約10万人弱もの入国があったそうだ。春節があり沢山の個人渡航者が来日してしまった。
アメリカは、1/31に「最近中国へ渡航した履歴がある外国人及び中国からの渡航者の入国を禁止する」と発表し、2/2の17時に発令した。日本の決定は明らかに周回遅れ、1ケ月以上の遅れだろう。その結果感染は目を覆いたくなる事態に発展してしまった。
【国賓訪日延期】
この入国制限強化は、習近平国家主席の国賓での訪日延期の発表直後に発表された。中国・国家主席を忖度し、春節にあたり莫大なお金が日本に落ちるとの経済を優先し、とうとう欧米から周回遅れの決定となってしまったと思われる。
そして北海道雪まつりやスキー場などで北海道での感染が爆発的に進み、全国各地でも感染経路が不明な市中感染が大きく広がり今に至る。
【中国本土の感染は】
中国本土では、昨日5日までに80,552人が感染し、3042人が死亡している。5日に新たに確認された感染者は143人で、うち126人が武漢市の市民。武漢市以外の湖北省はゼロだった。
武漢市以外では17人だったが、うち16人は海外から新型ウイルスが「逆輸入」されたケースで、今後中国は、日本や韓国など外国からウイルスが流入することを阻止することに対策の軸足を移すのだとか。
日本が入国制限している浙江省や南京市では10数日間感染者確認がゼロなのだとか。中国が発表する数字が正しいとすれば、1ケ月で時代は変わったものである。
【まだまだ遅れる日本】
日本では、今日からPCR検査が健康保険適用された。しかし未だクリニックから民間検査機関へのダイレクト依頼が許されず、実質的にお役所が管理し続ける。実際の感染者数は数十万人はいるだろうと感染症の専門家たちは言う。
1日あたりの検査数は韓国の1/10以下でしかない。重症者優先が依然続く。PCR検査のネックとなっている「国立感染研OB」とは誰か。ネットでは実名・大学名が広がる。韓国や中国・イラン・イタリアよりも「医療後進国」になってしまっている日本はどうなる。