小説:シンマイ!/浜口倫太郎 | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

図書館の棚で偶然収穫⁈した、その味=読み心地やいかに。

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一言「実に読みやすい、サクサク」

 

「新潟の祖父宅で、米作りを教わってきたら。車のローン払ってやる」。

主人公の無職青年が、その甘い言葉に釣られて修行に行ったのはいいものの・・・。

よくある話だな、と思いながらも。

 

元ヤンの主人公、やるときゃやるんです!の展開が。

ぐいぐい読ませます。

隣人の米作り修行中の女性や、地元の農協や役場の人。

時々主人公の友達三人組も加わって。

米作りと人間の関係づくりは似てるのだな、と気付きます。

 

言葉は少ない祖父の姿から、いろんなことを学んだこと。

後になって気づくいろんなこと。

そこには家族の物語・愛もあった。

台風の時に、「田んぼの水を見に行く」農家さんのニュース。

なんで?と思ってたけど、この本でその気持ち、少しわかったような。

 

JA全面協力&提供で、2時間ドラマにできそうな。読み応え爽快でした。

 

⭐️今日のマーカーワード⭐️

「稲を子供だと思え「わかった、稲を信じる」

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。