小説:ライオンのおやつ/小川糸 | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――
若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。
ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。
――食べて、生きて、この世から旅立つ。
すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語(amazon

本の帯に「本屋大賞2位」とありました。

糸さんの作品好きなんだよね、と本を開きました。

 

一言「こんなに豊かな心に、私もなれるだろうか」

 

よかった点

・主人公・雫の心の移り変わりがとても丁寧にかつ、キラキラ書かれていて。

身体は病気が進行しているのに、ホスピス「ライオンの家」に来てから、心はドンドン元気になっていく。

自分の本当の心の姿に気づいたんだろうな。

 

・人は人の中で生きている。ライオンの家の入居者やスタッフとの交流の様子。

ホスピスだって一つの生きる場所。

 

・命の尊さやその最後の輝きってすごいな。若い世代に是非読んで欲しい。

 

・身体は無くなっても思い出は残された人に、ずっと残る。

そんな終わり方も好感度大。

 

いまいちな点

・なし。

 

最後の方を横になって読んでいたら、心穏やかに寝てました。

気持ちよかったな。そんな読了感。

 

⭐️今日のマーカーワード⭐️

「おやつは心の栄養、人生のご褒美」byマドンナ。

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日にあると、いいね。