LOVEには、いろんな形があるんだよぉ<ヘイ・ジュード 東京バンドワゴン/小路幸也> | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。古書店“東京バンドワゴン”の常連・藤島さんの父親が亡くなって、書家だった父親のために記念館を設立するという。すると古書をきっかけに思いがけないご縁がつながって…。笑って泣ける、下町ラブ&ピース小説の決定版!下町の大家族が店に舞い込む謎を解決する人気シリーズ第13弾!(amazon)

毎年春になると帰ってくる、堀田家の面々。もう13作目になるんですね。

4年に1回は番外編(オリンピックみたい!)になっていて、12弾「ラブミーテンダー」は番外編。

なので2年ぶりに本筋に戻ってきました。

正直ちょっと忘れていても大丈夫。ちゃーんと説明付きの人物相関図が、見開きで載ってます。

ってかこれ見るだけでも楽しいという。作品中でもサクッと説明があるし。

 

賑やかな朝ごはんの風景に始まり、いろいろあって、最後は誰かがサチさんの仏壇の前で話をする。

定番の形は読み手に安心を与え、毎年1年ずつ年を重ねていく(番外編除く)。

亡くなったサチさんの語りで話が進むのが、自分もサチさんの横にいて堀田家を見ている感じです(ドラマでは、加賀まりこさんでした。そのイメージで)。

 

一家の主で「東京バンドワゴン」3代目・堀田勘一のところに、いろんな些事諸問題が転がってきて

その息子や孫・ひ孫云々。みんなで解決していくのは、もういつもの事ですが。

顔と顔を突き合わせ、人の繋がりをうまく使っているのが堀田家流。

勘一みたいにいつもどっしり構えていて、懐の深いおじいちゃん。

町内に一人は欲しいキャラです(一番好き)。

 

また今作では、勘一のひ孫世代が、大人の階段を上ってる姿が頼もしい。

特に「LOVEだねえ~」が口癖の風来坊・我南人(勘一の一人息子)の息子、研人。

ミュージシャンの父親譲りの才能で、高校生ミュージシャン。

その責任ある将来を見据えた発言、まさにLOVEだねえ。

 

題名の「ヘイ・ジュード」。本編では毎作、ビートルズの曲名がタイトルに使われてます。

その意味が分かったとき、ホロリきました。泣かせるなあ、むちゃくちゃLOVEだねえ!。

今作も別れがあり、出会いがあり繋がったご縁がいくつもありました。

大げさかもしれないけど、今の日本が忘れかけている「袖振り合うも他生の縁」。

それがここにある。

とても丁寧な言葉で紡がれているストーリー、感服というしかないや。

 

第13弾だけど、今から読んでも遅くないです。是非あなたも堀田家の一員になろう。

きっと虜になること間違いないです。

サチさん(亡くなっているけど、語り手というのも面白い)の言葉を最後に。

「若くても、年をとっても、LOVEはLOVEなんでしょう」。

 

公式サイト ←リンク貼っておきます。見に行ってね。

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。

 

★おまけ★

以前ブログで紹介した2作品が映像化決定。

 

「dele」 山田孝之さん×菅田将暉さんで7月期ドラマ。詳細こちら

 

「スマホを落としただけなのに」 北川景子さん×中田秀夫監督。詳細こちら

 

私の本チョイスに時代が追い付いた?!(大げさ)。