メゾン・ド・ポリス 退職刑事のシェアハウス/加藤実秋 | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

牧野ひよりは憧れの刑事になったが、毎日雑用ばかり。そんなある日、奇妙な焼死事件が発生、話を聞いて来いと上司からメモを渡される。そこはなんと、退職した元刑事たちが暮らすシェアハウスだった!敏腕、科学捜査のプロ、現場主義に頭脳派。刑事魂が再燃したおじさん4人は、老眼、腰痛をものともせず事件に首を突っ込んでゆく。失踪したひよりの父の謎、おじさんたちの過去も徐々に明らかになり…異色の連作ミステリ!(amazon)

最近流行のおじさん&シェアハウス。それに退職刑事を足したアイディアが、まずうまい。

ホヤホヤ刑事・ひよりと、過去の経験を生かしてのおじさんたちの手腕が、うまく絡んでます。

というか、「ひよこちゃん」なんて呼ばれちゃう始末。手のひらで転がされているのが、愉快。

 

「その事件(ヤマ)、俺たちに解決させろ!」と、退職したのにまだまだ刑事魂盛ん。

それぞれの分野での得意技を見せるのですが。

 

中でも「科学捜査が迫る 密室OL自殺の真相」の章(物々しいタイトル・・・)。

スマホのメモに残された遺書、現場にあった2本の洗剤ボトル、体内のワインと睡眠剤。

以上から自殺と判断されたけど、おじさんたちにかかると疑問点続出。

「40代後半なら、スマホのメモに遺書は書かんだろう。せいぜい紙だ」。

「この写真の佇まい。いくら落ち込んで追い詰められても、自ら死を選ぶタイプじゃない」。

その証拠として「指には指紋以外にも、紋がある」なんていうのは、かっこいい!

 

おじさんの中に一人だけ、定年前に退職した惣一郎。そのきっかけとなった事件と。

そしてひよりの失踪した実父の事件が、一緒の道筋が見えてくあたり、最後をまとめてます。

なのでこの辺は、ちょっとミステリっぽいかな。

 

ひよりが行きつけのバーで、くだをまくのがご愛敬。

ここのバーテンダーが、その日のひよりにあったカクテルを出してくれるのが。ナイスアシスト。

 

この本図書館で人気本でした。半分が書き下ろし作。

設定が面白いしさほど毒はないので。もしかしたらNHKの8回ドラマくらいで映像化しそう~。

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。