七色の女たち<レインレイン・ボウ / 加納朋子> | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

<高校ソフトボール部仲間の通夜で再会した、七人の女性たち。二十五歳を迎え、それぞれが悩みやトラブルを抱えていた。過酷な仕事に疲れた看護師、厄介な職場で奮闘する

栄養士、過去のあやまちを引きずる主婦…。彼女たちは、傷つき、迷いながら自分だけの

答えを見つけていく―。ミステリのエッセンスを加えながら、前向きに生きようとする女性の

姿を描いた、爽やかな青春群像劇。>(amazon)

「七人の敵がいる」「我ら荒野の七重奏」の”ブルトーザー陽子”が出ていると知り、

借りました(この作品の方が先)。同じソフト部だった面々が集まったり、来れなかったり。

そんな具合で話が進みます。

 

☆よかった点☆

・少しずつつながっているけど、各章の主人公にスポットをあて。25歳という

女性として微妙な年齢(独身か、既婚か等)の今を生きる姿が、快活に描かれている。

 

・”ブルトーザー陽子”は、この時点で独身。中心人物ではないけど、相変わらずの

押しの強さは健在。前述の2作品を読んでると、「人は変わらないんだな」と納得。

 

・「ひよこの天使」の保育園の先生・佳寿美の章が、一番よかったかな。園児はかわいい

けど、保護者のごたごたの話はあるある。

 

★イマイチな点★

・一気読みしないと、「誰が誰だっけ?」になっちゃった。自分の問題ですが。

 

で、文庫本解説を見たら。話の核となるキャプテン・陶子が主人公の作品があるって。

あらまこれは読みたい。

 

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。