中野駅には近寄るな<白戸修の事件簿 / 大倉崇裕> | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

<どこにでもいる善良な大学生・白戸修にとって東京の中野は鬼門である。殺人の容疑者が飛び込んで来たり、ピンチヒッターで行ったバイトが違法だったり、銀行で強盗に銃を突きつけられたり…。だが次々に事件を解決する彼を人は「巻き込まれ探偵」「お人好し探偵」と呼ぶようになる。小説推理新人賞受賞作を含む、ちょっと心が優しくなれる癒し系ミステリー>(amazon)

著者の大倉さん。「動物シリーズ」「問題物件シリーズ」の、ユーモアあふれる作風が

気に入ってたので、手にしてみました。

なんなんだ、これまた面白すぎる!

 

卒業前の貧乏学生・白戸が、スリ、万引、ストーカー、銀行強盗など、次々と事件に

巻き込まれていきます。カギとなるのは「中野駅」。そこに行ったがばっかりに・・・。

お人よしなんですね、白戸。友人に「バイトの代わりに行ってくれないか」とか、

断ればいいのにいつの間にか足が動いている。どうやら「災いをみずから引き寄せる」

運命の持ち主。

 

結構手に汗握る展開が多いのに、読んだ後はさわやかなそよ風が漂う。

短編集だけど一気に読んじゃいました。

またシリーズ物を引き当てちゃいました、私。第3弾まであるので、ちょっと読んで

いこうかな。

 

余談ですが、「スリ」の話で結構ためになる(防止策)逸話も。

男性陣。財布をズボンの右後ろポケットに入れてませんか?

 

2012年TBS「白戸修の事件簿」千葉雄大さんで、深夜ドラマされてました。

イメージ違うなあ。もっとヨレヨレ感満載ですけどね。

 

今日も一日お疲れ様でした。

明日もいい日になると、いいね。