Swingle Singers / MJQ - Place Vandome | NOTRE MUSIQUE

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Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

MJQ&Swingle SingersModern Jazz Quartet(MJQ)とSwingle Sistersの1966年の共演作。
Swingle Singersは“Double Six Of Paris”というコーラスグループにいたウォード・スウィングルとミシェル・ルグランの妹であるクリスチャンヌ・ルグランを中心に結成された男女混声4人のコーラスグループ。バッハなどのクラシックの名曲をJazz(4ビート)のアレンジでスキャットで再現しており、60年代に“ダバダバ”というウキウキするようなスキャットで一世を風靡している。テクニック的にも高度なスキルを持っており、難しいコーラスでも涼しい顔をしてさらりとやってのけてしまうグループであった。
この作品はそういったSwingle Singersのクラシック路線にMJQのミルト・ジャクソンとジョン・ルイスのクラシック嗜好が乗じて実現した共演作。バンドの構成上、MJQがバックバンドでSwingle Singersのボーカルがのるというスタイルを想像しがちだが、ここでの主役はあくまでMJQであって、Swingle Singersのエスプリ感漂うコーラスワークをバックにミルト・ジャクソンがクールにヴァイブを演奏するというもの。
G線上のアリア他バッハの名曲がダバダバのコーラスの上をミルト・ジャクソンのヴァイブが情感たっぷりに歌い上げ、幸福感に満ちたサウンドとなっている。全体の収録時間は40分にも満たない短いアルバムであるが、清涼感たっぷりの極上のサウンドが聴ける。
MJQはこの他にもソニーロリンズ他一流のJazzマンをゲストに向かえたアルバムをいくつか録音している。だが基本的にこのMJQの4人のサウンドは非常に完成されたもので、ゲストが加わることによるインタープレイの応酬といったJazzの醍醐味が感じられる演奏は少ない。このアルバムはそんなMJQがSwingle Singersというグループをゲストに迎えうまくサウンドを融合させることに成功した快作である。