Van Halen - 炎の導火線 | NOTRE MUSIQUE

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Elle est retrouvee.
Quoi? - L'Eternitee.
C'est la mer alleee
Avec le soleil.

Van HalenVan Halenの1983年の記念すべきデビューアルバム。
原題はバンド名そのままで“Van Halen”。このアルバムはどうしても“炎の導火線”の邦題のほうが印象が強いので初めて邦題をBlogのタイトルとした。
このアルバムは当時ハードロックの新人グループとしては異例の150万枚を売り上げたモンスターアルバムでもあり、その後90年半ば頃までもHR/HMの方向性を大きく位置づけた作品。
この1980年代の前半はもともと爆音の快感・疾走感によるカタルシスというハードロックに悪魔だとかファッション、難解なストーリー性などアーティスティックな付加価値が付くようになってきた時代。このVan Halenのデビュー盤はそういった余計な付加価値を一切排除してひたすらデジタルな快感のみを追求したいわばハードロックの原点回帰のような作品である。
Van Halenについてはその後、ボーカルの交代などがあり今のところサミーヘイガーの在籍期間が一番長い。技術的には申し分ないが、やはりVan Halenのボーカルというとこの頃のデビットリーロスの印象が強い。
エディヴァンヘイレンのギターに象徴される無機質で正確な機械的なサウンドに対して、このデイブの持つコミカルでアメリカンロックの能天気な部分のバランスが絶妙だったように思う。このデイブの豪快なボーカル、ステージパフォーマンスがなければこの作品もヒットしていなかったであろうし、その後の“Jump”での大ヒットもなかったような気がする。
エディヴァンヘイレンのギター奏法と合わせて、Van Halenのフォロワーたちは星の数ほど表れては消えていった。このアルバムは複雑化していこうとするHR/HMのシーンの中で、とにかくデカい音でガンガンやればいいというハードロックの醍醐味を再確認させてくれた作品。極めてシンプルで一見何も考えてないような単純明快な作品ではあるが、この後のシンセや打ち込みを使ったデジタルな音楽が主流となる80年代という時代の中で、HR/HMというひとつの音楽スタイルを大きく盛り上げるパワーを持っていた。
HR/HMといった狭い範囲だけでなく、ロック史上でも重要な作品と言える。