「ふしぎなたけのこ」
作:松野正子
絵:瀬川康男
山奥に住む男の子たろがたけのこを採りにいきます。そこでぐんぐん伸びるたけのこに捕まったため、たろははるか空の上へ。たろを助けるために、村人がたけのこの根本を切ると…大きなたけのこに捕まったまま、たろは海のそばにたどり着きます。
大きなたけのこのスケールがすごいです。いや、そんな高いところから倒れたら死ぬやろ…とか、たけのこもさすがに時間経ったらくさるやろ…とか、野暮なこと言いたくなっちゃう場面はぐっと我慢。
このスケールの大きさが魅力的なのか、長男はこの昔話絵本がお気に入りでした。
王道昔話も楽しいですが、こういう民話のようなマニアックな昔話も楽しいです。めでたしめでたしの幸せな昔話でした。