やさいのがっこう キャベツくんおはなになる?(3〜4歳) | 8歳7歳息子との絵本生活

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絵本感想が中心です。読み聞かせ講座をきっかけに絵本の世界に魅了され、いまは子供そっちのけ、自分が絵本を楽しんでいます。息子たちは、1年4ヶ月差の歳近めの兄弟です。小3の長男、小1の次男です。気になることは子連れキャンプ、子連れディズニーランド。

「やさいのがっこう キャベツくんおはなになる?」
作:なかやみわ

やさいのがっこうシリーズの一冊です。やさいの子供たちの日常が描かれています。

この絵本の主人公となるキャベツくんは勉強家。いろんなことを学び、おいしいお野菜になるために一生懸命です。ほのぼのしたストーリーですが、科学の要素も散りばめられていて、野菜の特性についても学べます。


キャベツくんとピーマンくんのやりとりがユニークでおもしろい。キャベツは重い方が美味しいけど、ピーマンは頭が軽くてもは大丈夫。

アオムシはキャベツを食べてしまうけど、レタスは好まないらしい。そうなの?勉強になる。これも、ほのぼのエピソードとして描かれます。

収穫しないでおいておくと野菜には花が咲く。いろんな野菜に咲くことも教えてくれます。これもまたほのぼのエピソードと結びつけて描かれます。


物語としても、科学絵本としても、両方おいしい絵本です。次男のお気に入りでした。次男は野菜の絵本が好きみたい。わたしもおもしろかった。他の「やさいのがっこう」シリーズも読みたくなりました。


キャベツくんは、おいしい野菜に育って出荷されていきました。この絵本を読んだら、おいしくなって食べてもらうことが野菜の幸せなんだ、残さず食べなきゃと子供が思ってくれるかもしれません。


食べられてしまうキャベツくんかわいそうかなーとも思うんですけど、実は人間も一緒ですね。キャベツくん(子供)がたくさん勉強して出荷され(会社に入ったり、起業したり)、人間(国)の栄養になる(働いて税金を納め、資金源になる)んだなー。おいしくなろう(稼げるようになろう)と思って勉強してるんやね。