石造を求めて№99   座喜味城跡  沖縄県読谷村字座喜味

 

現地説明板

 

 座喜味グスクは標高127㍍の国頭マージ(赤土土壌)の台地に立地している。沖縄の他の世界遺産グスクは石灰岩丘陵に立地するものが多いが、座喜味グスクは土の上に築かれためずらしいグスクである。

 

 築造は、読谷山按司(ユンタンザアジ)護佐丸によって1416年から6カ年がかりで築かれたといわれており、城壁の石積みは布積みを始め、あいかた積み、野面積みの三種類が混用されている。

 

パンフレットより

 

 上空から見る座喜味グスク平面形の石垣は城内に湾曲し出隅部(ウイング)に丸みを持ち、平面アーチ状の城郭形態となっていて石垣の安定に寄与している。

 

 日本ダムの代表的なアーチ式「黒部ダム」の曲線形状は美しい。水圧をアーチ形に湾曲させた壁と両側の節目(ウイング)で支える形式は座喜味グスクに学んだのではないいだろうか?

 うねり、曲線を多用した城壁はまるで大蛇のように見えてくる。

 

二の郭(南側)からの眺め

 

 二の郭の城門アーチは三芯円(楕円)曲線を描き、2枚の石を中央で合わせ(3ヒンジアーチ)くさび石がはめ込まれていて、沖縄で最古のアーチと推定されている。

 約600年経つ座喜味グスクは当時の石造技術水準の高さをうかがい知ることができる。