皆さんこんにちは、福々めだかです
今回は、品種改良をしてみようという内容で書いていきます
みなさんも、ご自身で「こんなメダカがいたらいいな」と思うことはあると思います
例えば、ラメが乗っているきれいなメダカを飼っていて、それがヒレ長だったらいいなぁ・・・などです
こういう場合、品種改良、つまり交配累代を重ねていくことでその思いを実現させていくことが必要になります
今日は、初心者の方でもできるだけ分かりやすいように、難しい内容をできるだけ嚙み砕いて説明できたらと思いますので、よろしくお願いいたします
さて、早速本題
品種改良の手順をざっくり説明します
その1 作りたい(欲しい)メダカの姿をまずイメージ
その2 イメージしたメダカの材料になりうるパーツをもつメダカを2種類用意する(1種はラメ、1種はヒレ長など)
その3 かけ合わせて子供(F1)をとる
その4 子供(F1)の中で、できるだけイメージに近しい個体同士をかけ合わせ孫(F2)をとる
その5 F2同士でかけ合わせたり、かけ戻しなどを行い、調整する
今日は1~3の手順について紹介します
つい最近作った明星ヒレ長(黄金ヒカリヒレ長メダカ)の作出を例として説明します
まず、明星というメダカが我が家にいました
こんな感じの、黄金色のかわいいメダカで、ヒカリ体型のメダカです
これを、ヒレ長にして欲しいという、お客様からのご要望がありましたので、この明星をヒレ長にしようと思いました
つまり、これがその1の、欲しいメダカをイメージするということになります
次に、ヒレを長くするための遺伝子、ヒレ長遺伝子をもつメダカを用意することにしました
ヒレの長いメダカとして選んだのが、ホワイトパールヒレ長という、我が家の青白いヒレ長メダカです
このように、白い体でヒレが青く光り、普通体型ヒレ長のきれいなメダカです
なぜ、数いるヒレ長の中でもこのメダカを選んだかというと、
◎ラメタイプでなく、明星と同じ体外光タイプであること
◎体色が黄色に近い白色であること
が大きな理由です。サタンなどの黒色のヒレ長メダカを使用してもよかったのですが、色味が明星と離れてしまったり、全く別のメダカができ上がりそうだったので、できるだけ明星の原型をとどめるために近しい色のホワイトパール鰭長を選びました
さて、次に手順3です
オスに明星、メスにホワイトパール鰭長を使用してペアリングを行い、卵を取りました
オスメスどちらに、どのメダカを使ってもいいですが、ヒレ長のメダカがオスの場合、交尾が下手で無精卵が増える可能性もあるので、今回はヒレ長のメダカをメスにして使用しました
これにより取れた子供たちを、F1(1世代目)といいます
この子たちがどのような見た目だったかというと………
茶色でヒレも長くない、光ってもないどう見ても雑種のメダカ
こんなメダカです
でも、これでいいんです!
F1では、こうなることがよくあります
この後どうしていけばいいかはまた次の記事で
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