皆さんこんにちは、福々めだかです
ちょっと更新が空いてしまいました、申し訳ございません
前回のあらすじ
その1 作りたい(欲しい)メダカの姿をまずイメージ
その2 イメージしたメダカの材料になりうるパーツをもつメダカを2種類用意する(1種はラメ、1種はヒレ長など)
その3 かけ合わせて子供(F1)をとる ←ここで前回が終了
その4 子供(F1)の中で、できるだけイメージに近しい個体同士をかけ合わせ孫(F2)をとる
その5 F2同士でかけ合わせたり、かけ戻しなどを行い、調整する
これとこれをかけ合わせたら・・・
こうなった(笑)
で前回が終わりました
さて、F1のメダカたちで、茶色な雑種のようなメダカが出来上がってしまったわけですが、これでよいのです
このF1という子供のメダカたちには、ヒカリ体型の遺伝子やヒレ長の遺伝子、また黄色や白色になる体色の遺伝子が入っていることになります
では、なぜ茶色なのか?
それは、簡単に言うと、欲しい遺伝子が隠れちゃっているから、ということになります
例えば、体の色が黄色になる遺伝子を持っていても、それ以外の色の、例えば茶色だったり黒だったり、白色の遺伝子も当然持っていることになります。
この遺伝子たちにも優先順位というのがあるんですよね 表面化する、つまり優勢なものがあるということです
この優先順位的なものが、メンデルの法則の優性の法則というのものです 聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
今回はできるだけ難しい用語や内容は省きますが、詳しく知りたい方はFUJIYAMAめだかさんのブログ
に詳しく書いてありますので、ぜひお読みください
さて、これにより現れてほしい遺伝子、つまりヒカリ体型やヒレ長、黄色の遺伝子は裏に隠れちゃっているわけです
なのですが、これも不思議なことに、たまにですが、ちゃんと表に現れてくる場合があります
それを狙うのが、ポイントその4の、F1同士の交配です
F1同士で交配すると、確率は少ないのですが、裏に隠れていた遺伝子同士が全面に現れてくることがあります
これも突然変異の類なのですが、たまにアルビノの動物とかも普通の色の動物から生まれますよね。あれと似ています
また、茶色のメダカの中にも、ほんの少しだけ黄色っぽいメダカや、白っぽいメダカがでることがあります
なので、私はF1の黄色っぽさがある茶色の個体同士でかけ合わせを行い、子供を500匹ほどとりました
それが、その4 子供(F1)の中で、できるだけイメージに近しい個体同士をかけ合わせ孫(F2)をとる
になります
すると、茶色の個体、黄色の個体、白色の個体が出てきました。ほとんどが茶色で、たまに黄色とほんの少しだけ白色でした
この黄色のメダカから、ヒカリ体型でかつヒレ長になった個体だけを選りすぐりました。これがF2ということになります
理論的には、この劣性遺伝子が表に現れたF2同士をかけ合わせればぼぼ、黄色でヒカリ体型、ヒレ長というメダカが生まれることになります
またこのF2たちの子供、F3は確かにほとんどがちゃんと黄色ヒカリ体型ヒレ長になりました
しかし、たまにですが茶色だったり白色だったり、ぶちが入っているメダカが出てきます
そのため、もっと固定率を上げるために、F3を掛け合わせながら、さらに同じような表現が多く出ることを目指していくことが必要となります
それが、その5 F2同士でかけ合わせたり、かけ戻しなどを行い、調整する
になります
この調子でかけ合わせていけば、固定率も上がり、無事に欲しかった表現のメダカができあがるということになります
そしてかけ戻しも行って、子供を取って出来上がった個体が、
この明星ヒレ長です
ところで、かけ戻しって何?ということについては、次回でお話できたらと思います
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