品種改良をしてみよう(その2) | 福々めだかブログ

福々めだかブログ

福井の地で、美しいメダカを育てるために日々勉強中。
ブログ等を通して、全国のメダカ好きさんと仲良くなりたいです。
ネットショップ、始めました。
https://fukufukumeda.thebase.in

皆さんこんにちは、福々めだかですニコニコ

ちょっと更新が空いてしまいました、申し訳ございませんアセアセ

 

前回のあらすじ

その1 作りたい(欲しい)メダカの姿をまずイメージ

その2 イメージしたメダカの材料になりうるパーツをもつメダカを2種類用意する(1種はラメ、1種はヒレ長など)

その3 かけ合わせて子供(F1)をとる ←ここで前回が終了

その4 子供(F1)の中で、できるだけイメージに近しい個体同士をかけ合わせ孫(F2)をとる

その5 F2同士でかけ合わせたり、かけ戻しなどを行い、調整する

 

  

これとこれをかけ合わせたら・・・

 

こうなった(笑)ガーン 

で前回が終わりましたニコニコ


さて、F1のメダカたちで、茶色な雑種のようなメダカが出来上がってしまったわけですが、これでよいのですニコニコ

このF1という子供のメダカたちには、ヒカリ体型の遺伝子やヒレ長の遺伝子、また黄色や白色になる体色の遺伝子が入っていることになりますニコニコ

では、なぜ茶色なのか?
それは、簡単に言うと、欲しい遺伝子が隠れちゃっているから、ということになりますアセアセ
例えば、体の色が黄色になる遺伝子を持っていても、それ以外の色の、例えば茶色だったり黒だったり、白色の遺伝子も当然持っていることになります。
この遺伝子たちにも優先順位というのがあるんですよねびっくり 表面化する、つまり優勢なものがあるということですニコニコ
この優先順位的なものが、メンデルの法則の優性の法則というのものですニコニコ 聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。


今回はできるだけ難しい用語や内容は省きますが、詳しく知りたい方はFUJIYAMAめだかさんのブログ

 

 

に詳しく書いてありますので、ぜひお読みください照れ

さて、これにより現れてほしい遺伝子、つまりヒカリ体型やヒレ長、黄色の遺伝子は裏に隠れちゃっているわけですびっくり
なのですが、これも不思議なことに、たまにですが、ちゃんと表に現れてくる場合がありますニコニコ
それを狙うのが、ポイントその4の、F1同士の交配ですウインク
F1同士で交配すると、確率は少ないのですが、裏に隠れていた遺伝子同士が全面に現れてくることがありますキラキラ金魚
これも突然変異の類なのですが、たまにアルビノの動物とかも普通の色の動物から生まれますよね。あれと似ていますウインク

また、茶色のメダカの中にも、ほんの少しだけ黄色っぽいメダカや、白っぽいメダカがでることがありますニコニコ
なので、私はF1の黄色っぽさがある茶色の個体同士でかけ合わせを行い、子供を500匹ほどとりましたうお座うお座うお座

それが、その4 子供(F1)の中で、できるだけイメージに近しい個体同士をかけ合わせ孫(F2)をとる

になりますニコニコ

すると、茶色の個体、黄色の個体、白色の個体が出てきました。ほとんどが茶色で、たまに黄色とほんの少しだけ白色でしたニコニコ
この黄色のメダカから、ヒカリ体型でかつヒレ長になった個体だけを選りすぐりました。これがF2ということになりますニコニコ

理論的には、この劣性遺伝子が表に現れたF2同士をかけ合わせればぼぼ、黄色でヒカリ体型、ヒレ長というメダカが生まれることになります
またこのF2たちの子供、F3は確かにほとんどがちゃんと黄色ヒカリ体型ヒレ長になりましたキラキラおねがい

しかし、たまにですが茶色だったり白色だったり、ぶちが入っているメダカが出てきますアセアセ

そのため、もっと固定率を上げるために、F3を掛け合わせながら、さらに同じような表現が多く出ることを目指していくことが必要となりますキラキラ金魚

それが、その5 F2同士でかけ合わせたり、かけ戻しなどを行い、調整する

 

になりますニコニコ

この調子でかけ合わせていけば、固定率も上がり、無事に欲しかった表現のメダカができあがるということになります金魚キラキラ

 

そしてかけ戻しも行って、子供を取って出来上がった個体が、

image

この明星ヒレ長です金魚キラキラ

 

ところで、かけ戻しって何?ということについては、次回でお話できたらと思いますニコニコ

 

 

皆様の応援が励みになります。

今日も応援の1ポチ、ぜひよろしくお願いします!

 

にほんブログ村 観賞魚ブログ メダカへ
にほんブログ村