お天道様は見てくれている | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
人の心は、 聞いた言葉で作られる
人の未来は、話した言葉で作られる

いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

神様は見ている

お天道様が見ている

 

 

子供の頃、悪いことをすると

必ず言われた言葉です。

 

「どんな場面でも“見られている”

 と意識することが大事」

 

今週の日本講演新聞の社説でも

同じことが取り上げられていました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

不朽の名作『ローマの休日』で

アン王女を演じたオードリー・ヘプバーン。

 

 

当時まだ無名の女優が

なぜ主役の座を射止められたのか。

 

それもスクリーンテスト後の所作に理由があった。

その場に不在だった監督は、

テストが終わった後も

カメラを回し続けておくことをカメラマンに命じた。

 

後日監督が見たフィルムには、

探し求めていたヒロイン役に

ぴったりの少女が映っていた。

 

「カット!」

の声を耳にした後に

無邪気な笑顔で両手を広げる少女。

 

テスト後の微笑みとそのしぐさが

主役抜てきの決め手となった。
 

この逆のパターンもある。

 

私が以前スーパーで働いていた時に

感じのいい取引先のお兄さんがいた。

 

彼が来ると雑談をするのも楽しみだった。

 

だがある日、彼が駐車場に

タバコをポイ捨てするところをたまたま見てしまった。

顧客の店の駐車場で

そんなことをする姿を見て、

 

「もうあの人が納める商品は

 売りたくないな」と思った。

ふと緊張感を無くした時、

素の自分が現れることがある。

 

「見られている」という意識は

常に持ちたいものだ。

先の話は、

緊張感が要らない場面で出てきた

素の自分の振る舞いが素晴らしく

それが人生を成功に導く鍵になった。

 

感性鋭く、

いつも前向きで、

心が綺麗であったならば、

 

誰に見られていても大丈夫なはず。

そんな人間になりたいものである。

でも誰にも見られていない時に

ふと魔が差す時がある。

 

そんな時のために、

お天道様はいつも「見てくれている」のだと思う。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

私も研修講師という立場上、

ごもっともなことを言います。

 

例えば、

・ゴミが落ちていたら拾う

・挨拶は自分から

・人の目を見て話す、聞く

・頷く

などなど

 

誰もができる当たり前のことを

いつでも

どこでも

誰に対しても

やり続けることができるかがポイントです。

 

人がいる場合は

”見られている”意識があるので

出来るのですが、

 

目の前に人がいない場合は

まぁいいか・・・と

自分に甘くなりがち。

 

誰かが見ていても、

見ていなくても、

 

神様は見てくれている

お天道様は見てくれている

 

 

その意識を忘れないようにします。