研修をしていると、
時々、話を聞いてないように思える人がいます。
ぼんやりとした対応…
適当に相槌を打つ…
目が明後日の方向を見ている…
明らかに聞いていない人に
話を続けるのは空しいものです。
そんな時、私がよくやる方法は
「・・・なんです。ここまでの説明で
わかりにくかったことはありますか?」
と「はい」か「いいえ」で答えられる
質問を投げかけます。
相手が
「はい、あります。
〇〇について
もう一度説明してください」
と言ってきたら、話は聞いていたことが分かります。
話の聞き方が悪いだけです。
もしも、
「特にありません」
と言ってきたら
「では、〇〇について
ご意見をおきかせいただけますか?」
と切り込みます。
話を聞いていなければ
「う~ん」と考えるフリはするものの
答えることはできません。
ここは相手に聞いてもらうことが目的ですから
「なぜ言えないのですか?
本当に聞いてたのですか」
と恥をかかせる必要はありません。
「大切なポイントなので
もう一度説明してもいいですか?」
すると相手は答えます。
「はい」
「はい」と答えた相手は
次も質問されるかもと警戒しますので、
今度は真剣に聞くようになります。
この方法は、
朝倉千恵子先生から教えてもらったもので
とても効果的です。