人前で緊張しないで話すコツ | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

人の身体は、食べたもので作られる
人の心は、 聞いた言葉で作られる
人の未来は、話した言葉で作られる

いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

昔、中学校の先生をされていた方が

尊敬する先輩教師からこう言われたそうです。

 

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「あんた、指導主事になったんだね。

 研修担当って大変だろう。

 研修のコツってあるけど、聞く?」

「あのね、

 みんなを感動させようと思ったら

 伝えたいことの3分の1も伝わらないよ。

 例えば、50人いる会場で、

 50人全員に全力で話そうとしても

 50人全員には伝わらないね。

 

 その中に1人か2人、

 あんたの話を真剣に聴いている人がいるから。

 

 

 それは顔を見れば分かるよ。

 その人に全力で喋るんだよ。

 ほかの人なんかどうでもいいから。

 会場に来た人の1人か2人が

 あんたの話を聞いて

 本当によかったと思って帰ってもらえたなら、

 それで大成功だよ」

 

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そのときに肩の荷がストンと落ちたそう。

先生曰く、


それまでは50人全員に

人生変わってもらおうと思ってたから。

そうじゃないのよね。

確かに1人か2人おるんよ、

目の色が違う人が。

今日は全部学んで帰るぞ! 

みたいな人が。

その人はどこにいるか分からないけど

全員の顔を見ていると

1人か2人、本当にいる。

その人を重点的に見ながら喋る。

 



それから「伝えたいことは一つに絞れ」とも言われました。

 

緊張する理由の一つが

「これも言わなきゃ、あれも言わなきゃと思うから」なんです。

人前でお話をする時に心掛けることは

「今日はこれだけを伝えるために俺はこの場にいる」と決めてかかるようにしたのね。

あれもこれもだと焦点がぼやけて、

聴く側は「今日は何の話やったっけ?」

みたいなことになるのよ。

だから、今日伝えたいことを一つに絞る。

そんな感じですね。

 

 

全員に満足してもらいたい

全員に理解してほしい

全員に・・・

 

ついつい、人前で話をすると

力が入ってしまいがち。

 

真剣に聞いてくれている1人か2人を

重点的に見ながら話す。

 

そうすることで

結果的には全体の満足度も高くなるのかもしれない。

 

よしっ!