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●○ 駄文2.0 ○●

大阪 → ホノルル → ロンドン → ボストン。日々の由無しごとや思いついた事だとかを。

テムズ川南岸、ロンドンブリッジにBrough Marketっていう場所がある。
バラマーケットって呼ばれるのだけど、売ってるのはお花(バラ)じゃなく食料品全般。
市場の雰囲気がとてもよくて、周りにもファンが多い。
ウェブサイトはこちら (http://www.boroughmarket.org.uk)。

今日はここで少し食材を買ったのだけど、
ピンときて運営団体を調べてみると、出た、チャリティー。非営利団体。
英国のチャリティー団体は全部チャリティーコミッションに登録されているので、
http://www.charity-commission.gov.uk/
BOROUGH MARKET (SOUTHWARK) で検索してやると、
理事の名前やら、事業規模やら、会計情報もちゃんと出てくる。

ローカルな市場にして、事業規模は3mポンド(4億以上)。
2005年か2006年頃に事業を拡大したらしいことがわかる。
なるほど、5年前までは知られてなかったらしいというPookoさんの話にも一致。

以前こぼん氏が英国へ来た際に教えてもらったのだけど、
この国ではこういったサードセクター(官でも企業でもない団体)の活動が
経済に大きな割合を占めているとか。

地域の特性に合ったサービスを提供できるのが強み。
利益が出たら株主に還元するのではなく、地域貢献のため事業に投資する。

それで、勝手に期待していることだが、
CSRの議論 (企業はその活動を通して社会を構成する主体者である、みたいなの) が
いまの調子で高まっていたり、日本での社会起業家ブームやらを見ていると、
企業とこんな地域密着型団体との連携が近々日本でももっと増えてくのかなと。
だって、企業が直接できることと外注した方がよいことがあるわけだし。

チェーン店の並ぶショッピングモールよりもおっさんのいる商店街が好きだし、
人情があるとか言うと曖昧な話になってしまうが、
そーゆーのがあると生活が快適になると思っている。

最近、つながりのあるコミュニティを求めてる人は多いと思うのだ。
半分はただのさみしがりで、残りの半分は人間ってそんなもんだとか思うのだ。

ひどく支離滅裂だけれど、とりあえず思ってることはこういう感じ。
2日目の夕ごはんは、ドイツ式トンカツみたいなシュニッツェルと、いまが旬の白アスパラガスのソテー。アスパラガスにはバターか、Hollandaiseというクリームベースのソースをかけるんだけど、お店のお姉ちゃんが「絶対Hollandaiseソースにするべきよ」とか言う。言われるままに注文、それがやって来て、そして美味い。カロリー高そうだけど止まらぬ。

アスパラガスだけじゃなく、茹でたジャガイモもつぶしてこのソースにからめて食べる。ちなみに茹でたじゃがいもはフォークの裏でグシグシつぶして食べるのがドイツ式だと、昔ステイしていた先のおばさんが教えてくれた。やってると、楽しい。そして完食。

満腹になったところでまた30分くらい歩いて宿へ戻り、くたびれた足をストレッチして、就寝。なんだかリフレッシュしすぎて怖いくらいの一日が終わるかと思いきや、明日はケルンへ移動だと思うと寝るのがもったいなくて、最後の一杯を飲みに駅前のお店へ。

昨日のレストランが閉まってて代わりに行ったお店は、カフェと名前がついてるんだけどビールも飲める。ガブリエラって同い年くらいの女の子が働いていて、なんかいろいろと話してくれる。Krombachは売上の一部を熱帯雨林保護に当てているとか、コブレンツの来年のガーデニングフェスティバルのこととか、最近のドイツの若者にはビアカクテルが流行りだとか、ドイツ語の発音の仕方だとか。

翌日の日曜にはブランチも出してるから、ぜひおいでと営業されてこの日は終了。確かに、ドイツの朝食は好きなのだ。堅いパンを横半分に切って、ハム、サラミ、チーズを乗せて食べる。このハムやサラミの種類が豊富だとにんまりしてしまう。そしてパンはいつも美味い。ケルンへ向かう電車の時間次第かなと思いつつ、宿へ戻って今度こそ就寝。

とにかくきれいな自然と優しい人たちに癒される2日目。
ビールの消費量は少し多め。
コブレンツで泊まったシングルルームは、1泊5000円くらい(40ユーロ)の小さな部屋。薄暗い部屋に、木製の古い机だけがやけに立派。そしてラップトップを机に置くとケーブルがコンセントに届かない。部屋の電灯はスイッチを入れて光が点くまでに10秒程度のインターバルがあり、思えば、受付の英語があまり話せない気難しそうなおじいさんまで、すべてイメージが見事に古めかしく統一されていてうきうきしてしまう。

2日目午前中、部屋で研修のまとめとかメールの返信などしてると、がっしりした体格のメガネかけた掃除おばさんが現れる。10分で出かけるから、それから掃除に来てくれる?と英語で言うと伝わらない。しばし沈黙があって、また片言ドイツ語の出番になる。
「15分、また、来て。ぼく、でてく」みたいな感じ。それでも言葉が通じると一瞬ほっとした表情になったおばさんは、でも口元はへの字のままでコクコクと2回うなずいて去っていった。

で、リュック背負って町歩き。週末の静かな旧市街を抜けて、Deutsches Eckを見て、橋を歩いてライン川の対岸へ渡る。ドイツの川は堤防がコンクリートで埋められていないから、水がとても近くに見える。自然との距離は人の気持ちに影響するよなあとつくづく思ったり。

天気の良い川沿いを散歩してると、黒い犬にからまれ、続いて飼い主のおじいさん現る。どこから来たんだ、何をしてるんだ、とかありふれた会話をした後、もうちょっと行くと白鳥の巣があるよとか教えてくれた。

川沿いをずうっとあがって、Deutsches Eck対岸にある城塞を歩き(疲れた)、旧市街に戻って、とりあえずビール(小)。ドイツは街によってメジャーなビールの種類が違っていて、コブレンツでいちばん良く飲まれるのはピルスという種類らしい。これがケルンだとケルシュ、デュッセルドルフだとアルトビールになる。なんともすてき。

さらに歩いて、昨日夕飯のときに教えてもらったローカルワインが飲める店を探す。教えてもらった4件を全部見つけて写真に収めて、最後の店で「モーゼルのリースリンクの辛口白ワインを一杯ください」と。

これが、美味い。といっても、正直ワインのことは良く分からないのだけど、この生真面目なドイツ人たちが、この自然がきれいな地元のブドウを使って地元で作った白ワインなのだから、なんかもうきっと美味しい気がする。半分は思い込みだとしても、それがどうした。

店主は旅行好きのおばさん。ワインがおいしいって伝えると、うれしそうにこっちへやって来た、また「ところであなたはどこから来たの?日本?」みたいな会話があって、じゃあ、さよーならと店を出て、角を曲がったところでふと思いついて引き返す。

「友達に持って帰りたいから、ボトルで売ってくれる?」と聞くと、すんなりと、喜んで売ってくれた。9ユーロ(1200円?)とたぶんお買い得。ローカルワインだけあって、売上の一部は街の劇場の維持費に当てられるらしい。